なるほど!をお届けする仮想通貨情報メディア

  • BTCBTC

    411,243円

  • ETHETH

    13,692円

  • ETCETC

    491.56円

  • LTCLTC

    3,586.4円

  • BCHBCH

    14,382円

  • XRPXRP

    36.478円

  • LSKLSK

    0.0000円

  • XEMXEM

    6.3473円

【モルガンスタンレー】 マネロン違反で巨額罰金

 

 

導入

米ウォール街のメガバンクのひとつ、モルガンスタンレーは、仮想通貨に強い興味をもち、将来性に期待している有数の銀行です。

仮想通貨に精通した人材の募集や、仮想通貨事業への参入計画(先物ビットコインスワップ)、ビットコインを機関投資家向けの資産クラスに分類するなど、精力的に活動しています。

そんな中、マネーロンダリングに相性がいいといわれる仮想通貨に関連が強い銀行への、規制当局の監視の目が強くなっています。

 

モルガンスタンレー、罰金

米大手銀モルガンスタンレーが米国の自主規制機関の金融取引業規制機構(FINRA : Financial Industry Regulatory Authority)により、マネーロンダリング違反で1000万ドル(11億円)相当の罰金が課されたことが明らかになっています。

 

FINRAとは?

Financial Industry Regulatory Authorityの頭文字をとったもので、投資家保護や証券取引の透明性の確保、不正行為の摘発などを目的に、米国において証券会社などの行動を監視・規制する組織をいいます。政府機関ではなく非営利の民間協会として運営されています。

米国の証券仲介ブローカー業務を行う団体はFINRAに登録し、認定を受ける必要があり、違反行為に対しては罰金や業務停止などを課し、投資勧誘広告内容のチェック、個人投資家向けの投資教育、投資に関わる争議の仲裁も行っています。

 

事件の詳細として、モルガンスタンレーが2011年1月から2016年4月の間、自社の証券仲介業部門がアンチ・マネーロンダリング規制のコンプライアンス( : 検出と抑制)を遵守しなかったことで、ペナルティを受けています。

 

FINRAによると、モルガンスタンレーがデータ監視システムの自動稼働において、数千億ドル規模の米ドル・外貨の送金の追跡を怠ったと述べています。その取引にはマネーロンダリングリスクの高い国が含まれていたといいます。

2015年に監視システムの再テストを行うために雇ったコンサルタントによると、いくつかの高リスク問題が検出され、少なくとも2017年2月までこれらの問題を解決しなかったと述べています。

 

マネーロンダリング違反のほか、2011年から2013年において、投機的株式安(ペニーストック)を保有する顧客の27億の預金の監視が十分に行き届いていなかったことも指摘されています。

ペニー株などの低価格証券は、取引量と株価を誤って膨らませるための詐欺的な行為を呼び起こす可能性があり、これはしばしばマネーロンダリングの前兆となります。

 

続発するマネーロンダリング違反

伝統的に金融業を行う銀行の多くが、マネーロンダリング違反で告発されています。

デンマーク最大規模Danske銀行は、司法省の検察側にエストニア支部におけるマネーロンダリング違反の疑いで予審の手続きを行っています。

世界有数のメガバンクであるドイツ銀行のバンカーが、顧客にマネーロンダリングに協力したことで、警察による銀行本部の強制捜査が行われています。

さらに、三菱UFJ銀行が、米経済制裁の対象であるランでの関連事業におけるアンチマネーロンダリング規制に違反したとして、米連邦検察側が捜査を行っています。

 

仮想通貨業が矛先に

アドレスと金額にトランザクション情報で、個人間で直接送金できる仮想通貨は、マネーロンダリング規制に関して不安要素があることは否めないでしょう。

特に、匿名通貨の場合だと、アドレス以外の情報はすべて隠して送金できるので、そうなるとマネーロンダリング(資金洗浄)に相性がいいと言わざるを得ないでしょう。

また、子会社であるJPモルガンは、国際送金におけるマネーロンダリング規制に必要な情報の照会手続きを簡素化する「IIN(Interbank Information Network)」というネットワークを開発しており、これにZcashの匿名技術が活用されています。

そういった意味でも、規制当局がモルガンスタンレーへのマネーロンダリングに関する監視の目を強めることも不思議ではないかもしれません。