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中国政府、ドルやBTCを超える中央集権型のデジタル通貨を開発へ。

米中貿易戦争が続く最中、中国人民銀行(PBoC)は独自のデジタル通貨の開発に取り組んでいます。この政府に管理され中央集権化されたデジタル通貨は米ドルやビットコイン(BTC)を超えることを目指しています。

中国、ビットコインに代わるデジタル通貨を開発へ

中国政府は、仮想通貨取引、マイニング、P2P、ICOなど仮想通貨に関連する活動において過度な規制を敷いています。2008年に初めてサトシ・ナカモトがビットコイン(BTC)を世界に向け、既存の金融機関に依存しない非中央集権として発表し今日に至りますが、一方、中国政府はこのビットコインの背後にある根底的な考えとは逆の働きを見せようとしています。

過度な規制にも関わらず、中国の中央銀行である中国人民銀行(PBoC)は独自のデジタル通貨の導入を計画し開発中であることをブルームバーグが報じました。しかし、これは非中央集権であるブロックチェーンベースのサービスとは異なり、金融システムをより支配しようとする狙いがあるようです。

中国のIPRデイリーの報告によれば中国人民銀行は、仮想通貨に関連する特許を78個も登録し、その内少なくとも44個はブロックチェーン関連と言われており、中国政府や規制当局がビットコインの根本的な考えを否定してはいないことが伺えます。

さらに中国人民銀行は昨年開設した北京のデジタル資産研究所から開発者と経済専門家の雇用を積極的に採用しており、ブロックチェーンベースの通貨を発行して配布することを目指しています。

デジタル通貨で国民の生活をより支配する

このプロジェクトは中国人民銀行の元副総裁である周小川(Zhou Xiaochuan)によって構想されたもので、現副総裁である範一飛(Fan Yifei)氏により今年初めに発表されました。このデジタル通貨は当初、国内の法定通貨と取って代わるものとして最終的には銀行がマネーロンダリングやその他の犯罪に関連するリスクを削減するのを助けるものになっており、分散型の仮想通貨とは対照的に中国政府が国民の生活をより強く支配することを可能にすることを目指しています。

中国人民銀行が登録した特許の中には消費者と企業はモバイルウォレットをダウンロードし、法定通貨をデジタルマネーに交換して支払いや受け取ることができ、政府は市民の日々の取引を追跡するだけでなく、あらゆるタイプの取引を許可する前に借入人に関連する全てのデータを銀行に共有することを目指しています。

銀行は取引に関する日々の情報を提出する必要があり、個人による取引には上限も設けています。また、金融機関がブラックリストに載っている企業に融資することを直ちに禁止することもでき、個人に対する貸付サービスを禁止することについては言及していませんが、批評家によれば、その技術が反政府派を処罰するのにも使用できることを指摘しています。

トランプ大統領の動向が、中国のデジタル通貨開発を活発にさせる?

中国とアメリカによる「米中貿易戦争」が続いてる最中、銀行や政治家はアメリカの国際金融市場の支配力を低下させる代替的な支払い方法へのアクセスにますます関心が高まっており、中国のデジタル通貨発行の噂が勢いを増しており、先日、カナダでファーウェイのCFO(最高財務責任者)である孟晩舟(Sabrina Meng Wanzhou)氏が逮捕された件でますますその勢いが加速しています。

孟氏はアメリカが課したイランに関する国際的制裁措置違反の罪で逮捕され、これにはHSBC銀行とスタンダードチャータード銀行が関与している可能性があり、チャイナモーニングポストの取材によれば、シンガポール銀行のエコノミストであるリチャード・ジェラム(Richard Jerram)氏は次のように述べています。

「トランプ大統領の「アメリカン・ファースト」による政策は貿易のために国境を開いたり、世界貿易機関(WTO)、国際通貨基金(IMF)に頼ることは出来ず、そのため国々が代替品を求めているのか理解できています。多国間秩序が崩壊した世界では各国がアメリカへの依存を減らそうとしています。」

まとめ

中国人民元は、貿易戦争が進行中であり、中国人民元が下落しているにも関わらず、国際決済市場の1%、中央銀行が保有するすべての準備金資産の1.8%を占めており、さらに中国は2018年だけで世界全体のGDP成長率の27.2%にも上り世界経済にとって最大の貢献者となっています。

中国政府の経済大国としての立場と対アメリカとの政治的緊張がアメリカとの覇権争いや米ドルを終わらせる努力を加速させる可能性があります。

世界経済が徐々にデジタルシステムに移行している事を考えれば、米ドルと取って代わる案として中国政府がデジタル通貨を発行するのと同じように各国がデジタル資産へ移行するのも自然な考えなのかもしれません。