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【SWIFT】 国際送金ネットワークの効率化に着手

 

 

導入

従来の国際決済・送金は、複数の銀行間の取引が行われているため、完了までの労力や時間、コストを多く要することによる問題点が露呈しています。

些細なコミュニケーションの伝達ミスが原因でプロセスが凍結したり未完了に終わるといったケースもみられています。

SWIFTの不便性を解消するためのプロジェクトが続々と始動し、銀行コンソーシアムのR3、JPモルガンのIIN、国際送金のリップルなど結果を出してきている中で、SWIFTも対抗策を打ち出してきています。

 

SWIFTが、送金時のコミュニケーション不具合やミスを削減するシステム構築に着手

国際銀行間金融通信協会(SWIFT)が、クロスボーダーでの送金スピードと透明性の質を高め、決済メッセージのエラーを迅速に特定・削減することを可能にすることに重点を置いた、新たな送金システムの構築に向けて動き出しています。

 

ブロックチェーン企業のリップルや米銀大手のJPモルガンチェースのINNなどの新たな国際送金サービスの台頭に対抗して、設立40年以上が経過したSWIFTにて体制の立て直しが行われています。

 

SWIFTの新たな送金システムは、「統合事前認証GPI決済サービス(Integrated prevalidation GPI payments service)」といわれ、APIを基盤にしていて、必要なデータのアクセスは二者間で行われ、ブロックチェーンを利用した時と同様に、ネットワーク全体を信頼する必要がないシステムになります。

また、最近は多くの銀行がAPIを使ったデータシェアを進めていることから、ブロックチェーン基盤のソリューションより互換性が高いといえます。

 

SWIFTとは

SWIFT(国際銀行間通信協会 : Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication SCRL)は、1973年に設立。SWIFTが提携する金融機関は、世界200か国1万1000行あり、歴史的な大規模金融システムです。

しかしながら、送金スピードに数日かかることや、送金時のコミュニケーションが不足していたりなどの問題点が指摘されており、この問題を解決するブロックチェーン企業であるリップルやJPモルガンのIINに注目が集まっている現状です。

 

リップルとは?

リップルは、送金完了に数秒しかかからず、「銀行はリップルを活用することで、60~70%のコストを削減することが可能」です。

リップルのxCurrentは200社以上の銀行や金融機関と提携しており、仮想通貨リップル(XRP)の利用が義務となるxRapidも10月に開催されたリップル社主催のカンファレンス「SWELL」にて商業化スタートが発表されています。

xCurrentは、法人向けのプロダクトで、送金側と受け取り側が送金情報を確認しながら、リアルタイムでメッセンジャー機能を使いながら、安全かつ確実に国際送金が可能になります。XRPを用いる必要がないため、銀行は導入が容易になります。

xRapidは、xCurrentの送金時にXRPを仲介させることで、流動性コストを劇的に改善することができるソリューションです。発展途上国などの通貨が安定していない場合、効果を発揮します。

ふたつのソリューションは厳密に用途が異なるものになります。

 

IINとは?

IIN(Interbank Information Network)は、米銀大手JPモルガン・チェースが開発したブロックチェーン基盤に動く銀行間送金ネットワークです。

JPモルガンは、9月にみずほ、りそな、三井住友銀行など75行が参加すると発表しています。

zcashの匿名技術を活用したマネーロンダリング(資金洗浄)対策に必要な情報の照会手続きを迅速にすることで、国を超えた銀行間の送金スピードをあげるのが目的です。

既存のトレジャリーサービシズ事業は、一日あたり約2600万件の取引を、108の通貨と100か国で処理しています。エンドツーエンドのクライアントエクスペリエンスを向上させるために積極的に技術投資しています。

JPモルガン

銀行、市場、投資家におけるサービスをグローバルに展開するリーダーで、世界の重要な企業、政府、機関を中心に100か国以上で事業を展開しています。保有資産は24兆ドルで、預金は4340億ドルで、近年は戦略的助言、資本調達、リスク管理、世界市場における流動性の拡大を図っています。

 

まとめ

リップルをはじめとして、JPモルガン、今回のSWIFTが続き、国際送金において長年指摘されていた無駄が解消される風向きになってきています。

リップルとJPモルガンはブロックチェーン基盤としており、提携を結んでいる大手銀行は多いものの、いざ実際に商用するとなるとシステムの大幅な変更を余儀なくされるでしょう

最重要な事項として、そのサービスを使う銀行が多いかがポイントであり、SWIFTはその点において強みを発揮するでしょう。開発段階が初期であるものの、SWIFTのコミュニケーションネットワークにおいて指摘されていた点がAPIにて効率になれば、一番よい結果となるでしょう。

SWIFTは送金時においてコミュニケーションを担うのみの役割であり、コミュニケーションの効率化を行う今回のソリューションは法人間の国際送金(xCurrent)においてより効果を発揮すると考えることができるでしょう。

通貨の価格ボラティリティはファンダメンタルに影響される部分が大きいので、xRapidがどこまで実現できるかはわかりませんが、難しい問題ではあります。