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スイスの証券取引所で仮想通貨ETPが来週からスタート。

世界で初めて仮想通貨によるETPがスイスの規制当局により認可されスイスの証券取引所SIX Swiss Exchangeにて来週にも取扱いが始まります。ビットコインを含む5種類の仮想通貨が機関投資家、一般投資家共に提供され取引可能となります。

世界初のETP承認

世界で初めて仮想通貨によるETP(Exchange Traded Product)がスイスの規制当局によって認可され同国内のSIX Exchangeと言う取引所に上場され来週にも取引が開始されます。アメリカのETFに先駆けスイスが先行する形となりました。

チューリッヒに本拠地を構えるSIX Swiss Exchangeはヨーロッパでも4番目に大きい取引所で時価総額は1.6兆スイスフラン(約180兆円)にものぼります。

このETPはスイスのスタートアップ企業Amun AGによって提供され取り扱い通貨はビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の5種類となりAmun Crypto Basket Index(HODL5)と名付けられ株式市場への上場は仮想通貨としても初の出来事となります。

通貨比率

まずETPとはExchange Traded Productの略で上場取引型金融商品と言われていてETF同様証券取引所で取引される金融商品となります。

今回、商品となった通貨のそれぞれの比率はBTC(48.69%)、XRP(25.72%)、ETH(17.6%、BCH(5.11%)、LTC(2.88%)となっています。

Amunの共同設立者、Hany Rashwan氏は今回のETPが多くの投資家が利用している伝統的な為替商品として要求されている基準とルールを満たしていると述べ、さらに

Amunの仮想通貨ETPは、株式や証券にのみ投資している機関投資家とデジタル資産におけるカストディに預けることを嫌う機関投資家に提供できます。また、地方の規制のため仮想通貨取引所にアクセスできない個人投資家も引き入れることができます。」

とコメントしています。

今回のETPは9月にはSIX Swiss Exchangeから事前承認を受けていて、今までにもCoinshares社やGrayscale社の金融商品を上場させていましたが異なった法的な構成、単一の通貨のみに連動したもののみとなっていました。

なおテザーなどのステーブルコイン、MoneroやZcashなどの匿名通貨、取引が6ヶ月未満となっている通貨は取り扱わないとしています。

なお時価総額や流動性の観点から上位5つの仮想通貨のパフォーマンスを追跡し、独自の方法論を使用しながら様々なエクスポージャーを提供、ボラティリティを効果的に管理するとのことです。

 

今後の展開

Hany Rashwan氏はなぜETFではなくETPだったのかについては明確な言及はしなかったものの、なぜスイスを選んだのかと言う問いについて、

「国際的中立性、国家主権や規制の安定性を持っていて、スイスが金融の世界で最高の管轄であると考えています。」

と説明しています。さらに今後の展開として

「より多くの製品をより多くの地域にリリースする予定で、歓迎している地域の規制当局と一緒に働くことを楽しみにしています。複数の製品や地域にまたがって株式を購入できるよう、地元の規制当局と協力していきたい。将来、各資産ごとに特定のトラッカーを開始する予定です。」

と述べています。

市場の影響は?

ETFがなかなか承認されないなか今回のスイスでのETPは機関投資家の呼び水になると考えられ、12月にはBakktも控えているため市場にとってはポジティブニュースになり影響力が大きいと考えられます。

イングランド銀行総裁でG20の金融安定理事会議長であるマーク・カーニー氏も以前、ビットコインやイーサリアムはお金の未来の道筋を示すと語っていて仮想通貨を孤立させるか、規制するのかについて、政策立案者は決定する必要があると述べています。

スイスのスタートアップSEBAクリプトAGは2019年前半にも仮想通貨銀行の開設を目指し、スイスの金融機関FINMAから銀行業と証券業の取得を目指しています。

一方、スイスのバーゼルにある国際決済銀行(BIS)で講演したECB(欧州中央銀行)の幹部ベノワ・クーレ専務理事は、「ビットコインはかなり賢いアイディアではあるが、全てのアイディアは賢いアイディアではなく色々な意味で、ビットコインは金融危機で生まれた悪魔の子だ

と発言していました。

注目されがちなアメリカの規制の動きですが、対してヨーロッパは仮想通貨に対し理解を示してるような動きや措置などもあり今後の動向が気になる所です。