仮想通貨ウォレットを運営するBlockchainは6日、同社の仮想通貨ウォレットにStellar(XLM)の取り扱いを開始し、それに伴いBlockchainウォレットを保有するユーザーに対して、総額140億円相当のXLMをエアドロップすると発表しました。今回のエアドロップは、コミュニティユーザーの拡大を目指す史上最大規模となります。
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仮想通貨ウォレットBlockchainとStellarが提携し、史上最大規模のエアドロップが行われる
The biggest #crypto airdrop—we are distributing $125M of Stellar XLM to our users to build on the crypto revolution. Sign up for the waitlist! https://t.co/XyETX72QBk https://t.co/zo18yzzlzS
— Blockchain (@blockchain) November 6, 2018
仮想通貨ウォレットを手掛けるBlockchainは、仮想通貨Stellar(XLM)の開発を行う財団Steller Development Foundationと提携することを発表しました。よって、Blockchainウォレットに新しくStellarが追加されることとなりました。
これに伴い総額1億2500万ドル(約140億円)相当のStellarをエアドロップすることを発表しています。
エアドロップとは、新たに開発が行われている仮想通貨の認知やコミュニティメンバーの拡大を目的としたマーケティング戦略。仮想通貨を無料配布するエアドロップは、興味を持っているユーザーのハードルを下げるメリットがあります。
今後数か月にわたってエアドロップは行われる予定となっています。
今回のエアドロップはすべてのBlockchainウォレットユーザーが対象となっており、一人当たり25ドル相当が配布される予定。また身分証明を行うことで追加の報酬を受け取れるとしています。
仮想通貨ウォレットアプリやハードウェアウォレットを手掛けるBlockchain
仮想通貨のウォレットアプリやハードウェアウォレットを手掛けるBlockchainは、2500万を超えるユーザーと約140か国の国や地域でサービスrの提供を行っている仮想通貨ウォレットプロバイダーです。
対応しているビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュに加えて新たに今月からステラが追加されます。
今回のエアドロップに対しては、「仮想通貨の開発者が新しいネットワークの分散化や導入を促進するための優れた方法である」と述べています。
またStellarをサポートした理由としては、スケーラビリティのためにネットワークが構築されているとし、Stellarには世界クラスの開発コミュニティと活気ある機能的なエコシステムがあるという。
また、BlockchainはスタンフォードスクールのテクノロジースタートアップのCode.orgやNetwork for Goodなど多くの組織と提携し、革新的な技術をより良い未来の構築に利用するというビジョンを目指していると語っています。
Stellarは、より少額の国際送金に特化した仮想通貨
Stellarは、「銀行、決済システム、および人をつなぐプラットフォーム」を掲げる、円滑な国際送金を目指す仮想通貨プロジェクトです。
マウントゴックス、リップルの元創業者であるJed McCaleb氏と元弁護士のJoyce Kim氏が創業しました。
国際送金プラットフォームとして競合となるのはリップルやビットコインがありますが、Stellarはマイクロペイメントに焦点を当てた通貨です。
少額の国際送金を行う場合に、これまでは送金額よりも送金手数料が高くなってしまう問題を抱えていましたが、Stellarは限りなく少ない手数料に抑え、銀行などの金融機関も巻き込んだスムーズな国際送金を目指したネットワークです。StellarのトークンであるXLMは数百万人が同時に使用している場合でも、迅速かつ低コストのクロスボーダー取引を可能にします。
また、Stellarには現実または仮想の商品やサービスを表すカスタムトークンを作成することができます。