なるほど!をお届けする仮想通貨情報メディア

  • BTCBTC

    631,635円

  • ETHETH

    19,808円

  • ETCETC

    848.58円

  • LTCLTC

    4,768.5円

  • BCHBCH

    43,172円

  • XRPXRP

    57.640円

  • LSKLSK

    244.63円

  • XEMXEM

    10.467円

ビットコインが地球を破壊する?続く論争。疑問の声も。

29日のネイチャー誌が「ビットコインが地球の温暖化を加速させる。」と言う論文を掲載しましたが、エネルギー研究者ジョナサン・クーミー博士はこの論文に疑問視し反論しています。

ビットコインが地球の温暖化を加速させる。

29日、ネイチャー誌はハワイ大学の気候変動科学者が発表したビットコイン(BTC)に関する論文を掲載しました。「ビットコインが温暖化を加速させる」と題したこの論文では研究によると、ビットコインによる二酸化炭素の排出量だけで地球の温度が2℃以上上がり、未来の世代に残すべく環境を破壊してしまうとのことです。

さらに、ビットコインだけでも今後30年間で2℃以上の温度上昇させるだけの二酸化炭素が排出できるとしています。地球温暖化対策を定めたパリ協定では、2020年以降、気温上昇を2度未満、または1.5度に抑えることを目標にしていて、この論文が本当であれば看過できない出来事とも言えます。

今回、論文を発表した研究者の1人Katie Taladay氏は

「温暖化の原因について様々な原因があるが、ビットコインもこれらに加えるべきである。」

としています。

ビットコインの何が原因かと言うと、もちろんマイニングによるものであり中国のような広大な土地にマイニング工場が集中し電力の大量消費や環境破壊など以前から危惧する声も上がっていました。

100年以内にキャッシュレス取引量と同等になる?

さらにビットコインの取引量が今後100年で、成長を低く見積もっても現在のキャッシュレス取引と同等になると予想していてそうなれば22年以内に2度壁を突破するとしています。

ですが、ビットコインのマイニングがエネルギー効率に優れていることは認めているものの、一ブロックあたりの取引量を増やしたり、プルーフ・オブ・ワークにかかる時間を減らしたり難易度を低くすることを早期対策として取り組むことを提案しています。

この論文を受け各雑誌も「ビットコインは2033年までに激しい気候変動を引き起こすかもしれない」、「ビットコインは世界を台無しにするだろう」、「ビットコインは世界を危ないほど速く危険にさらしている」との見出しで煽っています。

一方、ニュースサイトThinkProgessなどで専門家や科学者はこの論文に対し「無謀」、「危険な、無責任な、そして誤解を招く」と反論し各所でもビットコインの批判に対し同様の声が上がっています。

他の研究者らは「単純な間違い。」と却下

今回の報道に対しエネルギー研究者のジョナサン・クーミー博士はインターネット黎明期には2000年にはアメリカの総電力の8%を消費し10年後には50%まで上昇すると言った憶測が大手メディアによって流れたが、実際には2000年には1%までしかかからなかったことを引き合いに出し、「仮想通貨の消費電力を決めつけるのは時期尚早」と批判しています。

「ITは電力を大量に消費するのは確かだが、これは単純な間違いだ」

2018年の1月時点ではビットコインの消費電力は世界で0.1%しかかからなかったと調査結果も出しています。

ノースウェスタン大学の機械工学教授エリック・マサネット教授は「この論文には3つ間違いがある。」と指摘し、

1つは世界の電力部門は脱二酸化炭素化している、2つめはマイニングを含むIT部門のエネルギー効率はますます高まっている、3つめは仮想通貨のマイニングと将来の二酸化炭素排出量を大袈裟に絡めて主張しているとしています。

批判は単純過ぎる

ピッツバーグ大学でクリーンエネルギー技術を研究するケリー博士はビットコインのエネルギー消費量が単純化され過ぎているとし、データセンターやコンピューターといった技術も車、飛行機と同じ省エネが進むと持論を展開しています。

エネルギーの削減はコストの削減でもあるとし、「マイニングコストの90%は電気代なので当然マイニング工場などは消費電力を削減したいと考えているはずだ。」と述べています。

さらにケリー博士は

二酸化炭素の排出が少ない電気を使えば気温上昇せずに済むので、消費電力量より二酸化炭素排出量が焦点である。」

とし、ビットコインがどれだけ電力を消費するかより電力そのものが重要な要因であると指摘しています。

ビットコインは確かに大量の電力を消費しますが効率的なハードウェアなど新しい機器が開発されていますしビットコインが無くても大量の電力を消費していることも間違いないと思います。

さらに今回のビットコインが温暖化を加速させるとした論文は、仮想通貨やブロックチェーン技術で今回のような環境に関する様々な問題を解決できるかもしれないという可能性を考慮していません。