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OASIS Startup Hubの立ち上げを発表
プライバシー保護されたブロックチェーンプラットフォームを提供する「OASIS LABS」が、クリプトキャピタルとのパートナー提携とともに、「OASIS Startup Hub」の立ち上げを発表しました。
https://www.oasislabs.com/startup
プライバシー保護されたブロックチェーンプラットフォーム
同社の提供するブロックチェーンプラットフォームは、データ分析と機械学習を含むプライバシー保護機能付きのスマート契約を提供します。
この開発には、共同創業者でチーフプロダクトマネージャーであるノア・ジョンソン氏が関わっています。
彼は、プログラム分析、プライバシー保護、セキュリティに長けていて、UCバークレー校の博士課程を取得しています。
同氏は、クエリと呼ばれる問い合わせに異なるプライバシーを適用する初の実用的なシステムを開発し、WiredやGizmode、Uberなどで利用されるまでに至っていて、開発力の高さは折り紙つきです。
OASIS Startup Hub
OASIS Labが提供するブロックチェーンハブと提携することで、ブロックチェーン開発者は技術サポート、投資家視点、新規技術(プライバシーブロックチェーン)への早期アクセスを得ることができるなどのメリットを挙げています。
ブロックチェーンという性質上、顧客データに触れ、取り扱う機会が多くなる一方で、それらのプライバシーリスクへの意識が低いと警鐘を鳴らしています。
安全なデータの取り扱いを促進するプライバシーブロックチェーンプラットフォームを開発するスタートアップとして、プライバシーの側面から先導していきたいと考えています。
OASIS Startup Hubとの提携企業
今週、開催されたSFBW2018(サンフランシスコブロックチェーンウィーク2018)では、提携パートナーとしてa16 crypto、PANTERA、POLYCHAIN、BINANCE Lab、Accelなど名だたる仮想通貨ベンチャーキャピタルが発表されました。
データ運用の際にはプライバシー保護されることが重視される時代が近づいているのかもしれません。
まとめ
クリプトキャピタルとして名高いa16やPANTERA、バイナンスラボなどがオアシススタートアップハブとのパートナー提携を発表しており、透明性が高いブロックチェーンだからこそ、そのデータ運用にはプライバシー保護を重視する必要性があると考えているようです。
データプラットフォームを提供する日本の広告大手である博報堂も、「k-統計化」と呼ばれるデータの特殊加工技術を開発し、分析に使用する際には安全なデータ活用となるように注意しています。