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米CFTCによる取り締まりが過去最高へ。

CFTC(米商品先物取引委員会)の委員長クリストファー・ジャンカルロ氏は取り締まり件数と徴収額が過去最高となったと語っています。これは仮想通貨関連の摘発も大きな要因となっているようです。

CFTCによる取り締まり件数と徴収額が過去最高へ

CFTC(米商品先物取引委員会)のクリストファー・ジャンカルロ委員長は「ミネソタ経済クラブ」での登壇で、今年の取り締まり件数が「CFTCの今までの歴史の中でも最大級である。」と語っています。

要因としては仮想通貨市場の相場操縦などの摘発も大きな要因となっている様です。ジャンカルロ委員長はクリプトの父と言う愛称で知られ市場の健全化のために仮想通貨の規制に力を入れています。

CFTCは前年度83件の取り締まりを行い課した罰金は9億ドル(約1000億円)にも上っています。これは前政権の最後の3年間と比べると25%も増えています。さらに民事徴収のみでは9000万ドルにも上り前政権では平均3件程度であったものが10件にもなり大きく増えています。

仮想通貨に対しても言及

ジャンカルロ氏は今回の取り締まりの発表について仮想通貨に対しても言及しています。

「尻込みすることなく訴訟に持ち込んでいく。昨年はビットコイン(BTC)詐欺においても訴訟で勝利し良い前例を作れた。(我々にとって)有意義な勝利となった。」

と語り、摘発の要因でも仮想通貨市場における「見せ玉」と呼ばれる相場操縦などの違法行為が多かったようで過去平均と比較すると5倍にも上昇していると言います。

さらに買い玉と呼ばれる詐欺の手法についても言及し今後も取り締まりをより一層強化していく方針を語っています。

1Brokerを告訴

マーシャル諸島を拠点とする証券ディーラー1brokerの告発を9月に行っていましたがこの件についても方ています。

1brokerはコピートレードとして一時期日本でも出回っていましたが連邦法で定める「投資一任に関する適切な取引基準」を無視し取引所を介さずに証券をベースとしたスワップを販売したとしてFBIがおとり捜査を行い証券取引法違反の疑いでSEC(米国証券取引委員会)と共同で告訴し同社に対して永久的差止命令を出していました。

「我々、CFTCはデリバティブに関わる部分の活動について告訴し、SECは株式に対して告訴、司法省とFBIはウェブサイトを差し押さえ閉鎖する命令を準備している。」

と語っています。CFTCは8月にもキャベッジテック社の経営者を様々な州や郡の投資家から資産をだまし取り、ビットコインとライトコイン(LTC)の購入・取引に関する詐欺と横領の罪で起訴し仮想通貨取引を恒久的に禁止する裁判命令を勝ち取っています。

SECの取り締まりと徴収額は減少

一方、SEC(米国証券取引委員会)による取り締まり件数と徴収額は減少しているようです。今現在での徴収額は38億ドルとなりこれは過去5年間で過去最低額となります。

SECのステファニー氏はこの報告を受け、「一定期間の取り締まりで我々を測るのは間違いだ。」と述べています。なおSECはICOの規制や取り締まりを強化していく方針のようです。

このCFTCとSECの仮想通貨に対しての考え方の違いについてはSECは主に証券、CFTCは商品(デリバティブ)という認識をとっています。ジャンカルロ氏は以前出演したCNBCの番組内で

SECは小口の金融市場に焦点を当てているのに対し、我々CFTCはリスク移転市場やデリバティブに焦点を当てている。つまりSECは小売り。CFTCは機関投資家に焦点を当てている。」と語っていました。

なおCFTCは仮想通貨を商品(コモデティ)として扱うと言う判決を連邦裁判所から受けています。裁判所の判決は法と同じくらいの拘束力があり仮想通貨の規制に関してもかなりの影響力があると言われています。

CFTCの小委員会TACでも議論

CFTCは5日に仮想通貨を含むデジタル資産のセキュリティについても小委員会TACで議論を交わしています。

「ビットコインのアキレス腱はアンチマネーロンダリングや本人確認を原則として扱っている所と扱っていない所が混じった無秩序さ自体にあり、仮に私が国外にビットコインを持ち出したら手の打ちようがないだろう。」

とツーシグマ・インベスメントのアレクサンダー氏は語っています。

取引所と利用者両方にセキュリティなどの甘さがあると指摘し、取引所の厳格化とセキュリティは改善は規制当局にとってもプラスになるだろうと考え、仮想通貨市場の信頼と安全性について常に議論しています。