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WEF、ブロックチェーン活用のレポートを発表

 

 

導入

 

ブロックチェーンの様々な産業への活用は、仮想通貨だけでなく、業務の効率化や追跡機能による最適化など、多くのユースケースが見込まれています。

特に、期待されるのがサプライチェーンや貿易金融で、スマート契約による書類手続きの自動化やブロックチェーンによる追跡や最適化などにメリットがあるといわれ、貿易障壁を減らすことが期待されています。

 

現在の貿易力格差は約168兆円

 

世界経済フォーラム(World Economic Forum)は、コンサルティング会社ベインアンドカンパニー(以下ベイン)の協力の下、貿易・サプライチェーンにおけるブロックチェーンの活用による可能性に関する調査結果をレポートにまとめました。

アジア開発銀行によると、現在の資金力格差による貿易損失は1.5兆ドルに及ぶといわれ、世界の総貿易額の10%に相当します。

資金格差を解決することができるならば、2025年度までに2.4兆ドルに達すると見込まれており、将来性が期待されています。

このように発生し続けている機会損失は、中小企業がビジネスの拡張に必要な融資を受けられない現状に原因があるといわれています。

 

ブロックチェーンがアジアの貿易を変革する

 

さらに同レポートでは、ブロックチェーン技術の活用により1.5兆円の機会損失をなくし、1.1兆円の貿易額増加が見込めるといわれています。

特にアジア地域において、輸出入に関わる貿易取引の75%が、アジア発信・発着の貿易手続きが行われており、リアルタイムでの情報収集やサプライチェーン追跡による最適化などで同技術が応用されれば、活用の可能性は広がるでしょう。

また、融資決定に必要な信用情報においても、こういった取引情報の収集が容易になったことで、より融資を受けられるようになります。

 

貿易金融におけるブロックチェーン技術の活用

取引履歴から高速な信用リスク評価

 

同レポートによると貿易の取引は中小企業が70%を占めます。一方で、伝統的な貿易金融では紙取引による取引情報の参照に頼り、インボイス(買掛金)ファイナンスによる運転資金の不足が常態化しています。

システムの改変により、大企業ではなく、中小企業が運転資金を調達しやすくなればギャップも減り、業界規模も拡大します。

ブロックチェーンによる改ざん耐性と透明性は、取引リスクを軽減し、債権の売却と運転資金の調達を最適化します。サプライヤーの追加のキャッシュフローを増加させます。

 

文書チェックによるヒューマンエラーの削減

 

ペーパー管理による文書チェックは人間が行う場合が多く、故意かどうか関係なくミスは発生してしまいます。

ブロックチェーンを活用すると、データは改ざん不可能になり、エラーが発生することが限りなく減るだけでなく、ネットワーク参加者がデータを可視化できるようになります。

 

取引記録のリアルタイム検証と和解

 

ブロックチェーンを活用したデータ管理による改ざん耐性と透明性は、取引記録の完全性を保証します。

さらに、データをリアルタイムで追跡できるので、従来のような交渉時の曖昧な部分はなくなり、最適な和解を導くことができます。

 

スマート契約によるワークスローステップの自動執行

 

貿易金融やサプライチェーンにおける、取引は自動契約できる側面が多く、スマート契約と相性が良いといわれています。

仲介者の削減による効率化で、企業はより利益をあげることができるようになります。

 

データの安全性向上と費用削減

 

ブロックチェーンの改ざん耐性によりセキュリティ面での対策費用の削減や、ペーパーレス貿易による安全性向上などのメリットもあります。

 

まとめ

 

ブロックチェーンの技術を、特に貿易金融に活用すると、確立されたサプライチェーンや、電子取引チャネルにおけるバイヤーとサプライヤー間の信頼を上昇させるとともに、オープンアカウントな取引を通じて円滑化や運転資金の融資ソリューションの最適化を導きます。

また、同レポートによると、資金格差による貿易損失は、アジア地域で40%、アメリカ20%、ヨーロッパ20%、中東・アフリカ15%と、世界的にみても広い地域に拡散しており、国境を超えた巨大な財の流動性をいかに高められるか期待されます。