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恋愛関連サービスにも応用されるブロックチェーン|「Viola ai」「Love Chain」などを紹介

恋愛とは感情であり、技術とは相容れないものである。そのように言われることは多いですが、なんと最近は、恋愛にもブロックチェーン技術が活用される時代になってきたようです。今回は、恋愛に活用されるブロックチェーンの事例を2つ紹介します。ブロックチェーン技術の汎用性の高さと恋愛の新しい時代の幕開けを感じてみてください。

恋愛に活用されるブロックチェーン①VIOLA AI(ヴィオラ エーアイ)

まず紹介するのがVIOLA AIというサービスです。昨今、世界では年間約10億ドル(約1,100億円)規模の「ラブ・スキャム」が発生していると言われています。「ラブ・スキャム」とは、恋愛感情や異性への好奇心を煽ってお金をだまし取る詐欺行為を指す用語で、主に恋愛マッチングサービスを提供する業界内で使用されています。

そこでLunch Actually Groupは、インターネット上の恋愛詐欺を防止するため、 AI(人工知能)とブロックチェーン技術を組み合わせた「VIOLA AI(ヴィオラAI)」という新しい恋愛マッチングサービスを開発しました。

VIOLA AIを提供するLunch Actually Groupとは

Lunch Actually Groupは、2004年にシンガポールで設立されました。主な業務内容は恋愛マッチングサービスであり、東南アジア、特にシンガポール、香港、タイ、マレーシア、インドネシアではリーディングカンパニーとなっています。そのユーザーは700,000人以上にものぼり、今までに90,000件以上がマッチング、3,000組程が結婚に至ったと推定されています。もともと恋愛マッチングサービスを提供していた会社が業務にブロックチェーンを取り入れたということのようです。

VIOLA AIの理念

恋愛マッチングサービスであるVIOLA AI。公式によると、「独身者とカップル」が愛を見つけ、さらにそれを維持するために面する多数の課題に対応するために作られたものであるとのことです。つまり、マッチングを手助けするのみならずその後の関係維持にも一役買ってくれるサービスであるとのことです。

既存のマッチングサービスや恋愛の問題

VIOLA AIのようなサービスが誕生した背景には勿論、既存の恋愛の問題点があります。具体的にどのような部分が問題視されているのか見ていきましょう。

安価なアプリ系では業者やサクラが多い

悪質な出会い系サイトに誘導されたり、ワンクリック詐欺の被害にあうこともあります。また、実際に会ってみたらMLMなどに勧誘されたというケースもあります。さらに、運営側がアプリに課金させるためだけにサクラを用意することもありますし、女性側に男性とメッセージをすると報酬を支払う出会い系もあります。

安全に出会うためには費用が高額

安全に出会おうと思うと手軽で比較的安価なアプリではなくお互いに身元を明かした状態で知り合える結婚相談所などを利用する必要がありますが、総じてこのようなサービスは高価であり、年間数十万円の費用がかかることも少なくありません。

自分とマッチする人かどうかわからない

相手のおよそのプロフィールを見た上で実際に会うことになりますが、プロフィールはいくらでも盛ることが可能です。例えば非常に映りが良い写真を利用することなどはザラにあります。更に、実際に会った人が自分と合う人かどうかは運任せな部分が大きく、複数の人に会って「数打てば当たる」を実践する他有効な方法はあまりありません。

規約違反(既婚者など)の参加者がいる

マッチングサービスは相手が未婚であり出会いを求めているという前提で成り立つものですが、中には既婚なのに登録している人や、お金目的の人が混じっていることもあります。

関係の維持が大変

デートして好きな人ができ、意中の相手を射止めてお付き合いを開始!とはいっても、その関係を維持するのは依然として大変なことです。相手を喜ばせるためにデートしたり、プレゼントをあげたり。また、もし関係が悪化してもなかなか人に相談できない、などという人も多いのではないでしょうか。

VIOLA AIのソリューション

これらの既存の恋愛の問題点に対して、VIOLA AIは人工知能、ブロックチェーン、スマートコントラクトの最新技術を活用することで解決策を提示しました。では具体的にどのようなサービスを提供するのか見ていきましょう。

本人確認機能

「VIOLA AI」を利用する際には、本人確認のために写真をアップロードする必要があります。アップロードした写真データは、本当に本人自身のものかを顔認識技術で検証します。その他、職業、学歴などのプロフィール内容もSNSなどと照合しその真偽が判定されます。この一連の検証プロセスは全て自動的に行われ、真であると認定されればそのデータはブロックチェーンに記録され、改変不可能な状態で保管されるという仕組みになっています。

既存の出会い系アプリの中にもFacebookを使った認証が必須のPairsなどもありますが、登録に使用するだけでその後の学歴や本名との照合などは行われておらず、ラブ・スキャムも可能な状態となっています。顔や学歴がブロックチェーンに記録され証明されていれば、詐欺が起こる可能性は格段にさがります。また、会ってみて写真と顔が違くてがっかり、といった事態も起こりにくくなります。

厳しい本人確認で業者を排除できるとあれば、従来出会い系サイトで業者などに当たりやすかった男性の利用者がぐっと上がりそうです。また、これらはすべて自動で行われるので、費用面でも既存の身元がしっかりした婚活に比べてかなり抑えることができます。

相性のいい相手に絞ってマッチング

さらに、自分と相性の良い相手を見つける作業もAIが支援してくれるといいます。このマッチング機能には心理学専攻やその関連学位を持った専門家グループが作成したデータベースが活用されているとのこと。マッチングの際には性格や口調などを分析し相手を推薦してくれるとのことで、勝率が上がりそうな予感がします。

贈り物、デートコースなども設計してくれる

合いそうな相手のマッチングだけでなく、その後のデータの組み立て方についてもデータベースを活かしてアドバイスをくれるようです。例えば、どのようなデートコースが喜ばれるか、どのレストランに行くべきか、どんなプレゼントを欲しがっているかなどについて総合的にアドバイスしてくれます。なお、一般ユーザーがデートに有益な情報をVIOLA AIに提供した場合、同サービス内で発行される仮想通貨「ヴィオラトークン」を受けとることもできるとのことです。

VIOLA AIの将来性

類似サービスは現時点で確認されていないため他サービスとの比較はできませんが、恋愛マッチングとブロックチェーンなどの技術を組み合わせること自体の有用性と将来性について紹介します。

オンラインデートという既に安定している業界の欠点を改善しうる

オンラインデートは既に日本でも20年以上の歴史ある業界となりつつあります。新規参入も多く、安定して収益を得られるビジネス分野と言えます。しかしながら、売春の温床であるといった悪い印象も未だにつきまとっています。欧米ではかなりオンラインデートが一般的になっていますが、アジアでもオンラインデートが一般化するキッカケになるかもしれません。

出会いと関係維持の効率化という新しい需要の開拓

今までの恋愛マッチングサービスは、出会って付き合うまでに主眼を置いたものが大勢でした。しかし、いざ付き合うことができた後も彼氏彼女へのプレゼントを考えたり記念日を祝ったり、異なる価値観を擦り合わせたりと、やるべきことや乗り越えるべき壁は意外と多いものです。

今後VIOLA AIが相手の行動パターンなどから好みを熟知してプレゼントを選ぶのを手伝ってくれたり悩みや相談役になってくれるとひたら、今までにはない新しいサービスとなりそうです。

各種企業とタイアップできる可能性が高い

AIがお互いの好みなどを学習し熟知した上で最適な提案を行うサービスがVIOLA AIにはありますが、最適な提案を行う上で各企業とタイアップして事業を行える可能性が高いです。AIは好みやニーズにマッチした提案を行うので、企業としても効率的に宣伝を行うことができます。

タイアップが考えられる企業としては、結婚式場、レストラン、アミューズメントパーク、花屋、雑貨、ケーキ屋などが考えられます。

一方で、匿名の恋愛を求める人にはマイナスかも

さまざまなメリットがある一方、日本においてはなかなかすぐには広がらない可能性もあります。出会い系には暗いイメージが付きまとっており、それに実名で登録するとなると知人バレなどのデメリットを想像し躊躇してしまう人も多そうです。この出会い系に対する悪いイメージをいかに変えられるかがサービス拡大のカギとなりそうです。

恋愛に活用されるブロックチェーン②カップル用想い出記憶サービス「LoveChain」

 

先ほど紹介したVIOLA AIは、恋人が欲しい人向けの出会い斡旋や関係の維持に主眼を置いたサービスでした。次に紹介するのは「LoveChain」というサービス。こちらはVIOLA AIとは一転、ラブラブなカップルがもっとアツアツになるための仕掛けです。カップルのための思い出記憶サービスであるLoveChainは2018年7月にリリースされました。

ブロックチェーンの特徴である、データを永続的かつ不変的に維持できるという特徴や記録した情報を改ざんできないといった特徴を活かして、ブロックチェーン上に2人だけの想い出や約束事などを残すというサービスです。利用に際しては、相互にアドレスを送り合うかサービス内でID検索を行い、お互いにラブを送り合うことで2人の専用のページが作成されます。カップルページではテキストや画像で2人だけの想い出や約束事を投稿することができます。投稿内容はイーサリアムのブロックチェーン上に刻まれ、変更することができず永遠に残ります。

なお、ブロックチェーンの変更不可能という性質上、別れてもデータを消すことはできませんが、カップルページの消去は行えるとのことです。日本語と英語に対応しており、利用料金は無料ですが、イーサリアムのネットワークに対してトランザクション手数料を支払う必要があります。

開発したのはドリコムの「DRIP」部

LoveChainを開発したのはドリコムという会社の「DRIP部」という部署です。ドリコムはゲーム事業が主軸の会社で、IP(知的財産)を使ったスマートフォン向けゲームの開発を行っています。中でもLoveChainの開発・リリースを行なったDRIP部は代表取締役社長直轄の少数精鋭部であり、「発明の種を産み続ける」をスローガンに新規事業の開発を行なっています。

同部がこれまでにリリースしたサービスにはダイニングコンシェルジュサービス「PlanB(プランビー)」や物々交換アプリ「Clip(クリップ)」、マップコミュニケーションアプリ「PASS(パス)」などがあります。DRIP部としても、さまざまな新技術がある中でもブロックチェーンは特に注力している分野であり、今後もさまざまなサービスをリリースして行く見込みとのこと。LoveChainは同部のブロックチェーン分野における第一弾のサービスとなります。

投機的なサービスが多いブロックチェーン市場においてはかなり異色のサービスと言えますが、そのブロックチェーンビジネス界の穴をついたDRIP部の実力は相当なものと言えそうです。

LoveChainの今後の展望

ブロックチェーン関連のサービスというとビジネス色が強いものや投機的なものが多いですが、恋愛という誰しもが経験しうることをテーマにしているため、ブロックチェーンや仮想通貨に慣れ親しんでいない層の需要を取り込める可能性がります。また、既存のカップルアプリを利用している人々の移行も期待できるかもしれません。

尚、現在はまだリリースされていませんが、DRIP部としては想い出や約束事の記録に加えて、お金に関する約束事を仮想通貨と連動させるような機能の構想もあるようです。例えば2人が将来のためにお金を貯金する場合、LoveChainを通じてプールでき、分かれたら2人に返却されるような仕組みを考えているようです。LoveChainはイーサリアムのチェーンを使っておりスマートコントラクトの機能があるのでこういった内容の実現も現実的と言えそうです。

まとめ:恋愛分野で用いられるブロックチェーン、今後さらに活用が進むかも

恋愛分野でブロックチェーンが活用される事例を2つ紹介しました。どちらも始まったばかりのサービスではありますが、今後一般に広く浸透して行く可能性のあるサービスです。もしかしたら近々、恋愛にブロックチェーンが欠かせない未来がくるかもしれません!最後まで読んでいただきありがとうございました。