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米大手MetLife傘下のLumenLab、ブロックチェーン保険システムを運用

 

 

導入

米大手生保の「MetLife」傘下のデジタルイノベーションセンター「LumenLab」が、糖尿病患者向けのブロックチェーン基盤の保険ソリューションを試験運用しています。

 

LumenLabとは?

シンガポールに拠点を置き、複数のイニシアティブでシンガポール金融管理局と緊密に協力しており、新たなイノベーションに投資し、テクノロジーとデータに基づいた新たな製品やサービスの構築に注力し、より豊かで便利な生活を実現することを目指しています。

Vitanaとは?

「Vitana」と呼ばれるこの新プロジェクトでは、データの数値などの変化を基準した保険であるパラメトリック保険商品で、妊娠中の糖尿病患者を対象にしています。

シンガポールにおいて、5人に1人の妊婦が糖尿病にかかるといわれています。

Vitanaは、保険会社大手の「SwissRe(スイスリー)」は製品設計やリスクの再保険に貢献し、「Vault Dragon(ヴォールトドラゴン)」電子医療記録(Electoronic medical records : EMS)システムを提供し、「コグニザント(Cognizant)」は基盤技術とブロックチェーンの専門知識を提供し、共同開発されました。

 

パラメトリック保険商品とは?

データの数値などの変化を基準にした保険商品で、純損失に対して保険金を支払うのではなく、損失が起きたかどうかに関係なくその損失を引き起こす事象が発生する場合に保険金を支払うモデルです。

今回の商品モデルでは、患者がApp Storeを介して「Vitana」をダウンロードすることで、患者が妊娠性糖尿病だった場合、医療費を最大2,500SDGまで払い戻しを受けることができます。

また、アプリのIot(Internet of Things)機能が、患者が該当症状になった場合、それを感知し、自動的に支払いが行われるといったサービスも提供しています。

Vitanaの仕組み

このソリューションでは、ヴォールトドラゴンによるEMRデータをコグニザントのブロックチェーンを活用して安全に統合し、診断が出た時点で、診断内容を確定して支払いを行うか意義を申し立てるかを、患者自身で決めることができます。

確定の場合は、暗号化された顧客の口座情報がスマートコントラクトから保険会社に送られ、自動決済されるように設計されています。

したがって、保険内容に対する申し立てを自ら行う必要がなくなります。

 

シンガポールの電子医療における問題点

シンガポールの電子医療記録の大部分は、手動の集中型データサイロに紐づけられています。

保険に加入しているシンガポール人は、まず治療費を自分で支払う必要があり、保険会社から払い戻しがされるのは後日になってからです。

 

集中型データサイロとは?

IC技術の発展とともに、より多くの分野を統合して管理・活用することができるようになりましたが、その台帳システムや機能性の違いにより、外部との連携や汎用性に難が生じてしまうことがあり、これを「サイロ化」といいます。

シンガポールの電子医療記録の管理が手動で行われており、連携や汎用性、手間、正確性などの点で非効率性がみられており、今回ブロックチェーンを活用したプロジェクトが推進されています。

 

妊婦と新生児を守る仕組み

今日多くの妊娠しているシンガポールの女性は、妊娠中に糖尿病にかかる確率が非常に高くなっているのにも関わらず、電子医療の非効率性などがあり、胎児を危険に晒してしまいまいます。今回のブロックチェーンソリューションでは、それらの敬遠を解決し、迅速な処置を受けることができるようにします。

高い確率でシンガポールの女性が妊娠性糖尿病になってしまうという現状を踏まえて、最初の23週間に限り、該当の診断および関連症だった場合、保険金を受けることができます。

最後の3か月の間に、妊娠性糖尿病の母親は、母親の高血圧や新生児の低ミネラルレベルなどを避けるための食事管理を行う必要があります。

ルーメンラボは、シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore : MAS)のサンドボックス内でこのプロジェクトを開発し、認可を待っている状況です。

まとめ

シンガポール人の妊娠している女性のうち、5人に1人が糖尿病になるという現状データを踏まえ、ブロックチェーンを活用することで迅速な保険金支払いを実現するとともに、妊娠している女性が糖尿病かの検査を受けやすくなる環境をつくることを目指し、新生児を守ることができるプロジェクトです。

政府イニシアティブのプロジェクトであることも実現に近いといえるでしょう。