なるほど!をお届けする仮想通貨情報メディア

  • BTCBTC

    365,090円

  • ETHETH

    9,511.4円

  • ETCETC

    405.29円

  • LTCLTC

    2,666.7円

  • BCHBCH

    9,080.1円

  • XRPXRP

    32.478円

  • LSKLSK

    0.0000円

  • XEMXEM

    6.9025円

ベネズエラ 仮想通貨の中央銀行を設立へ 憲法改正も

 

 

導入

ロイター通信のインタビューによって、Hermann Escarra議員が「憲法改正を行い、仮想通貨に特化した中央銀行と上位裁判所の設立を含めた法案を整備中である」ということを明らかにしました。

ニュースについて

この度、独裁を進める南米ベネズエラのマドゥロ政権は、米国の経済制裁を受け、通貨安に伴うインフレなど深刻な経済不況に陥っており、8月20日から仮想通貨「ペトロ」にペッグした新たな仮想通貨を流通させることが決まっています。

8月10日、ベネズエラ国会議員のひとりが、憲法選定国民議会にて仮想通貨に特化した中央銀行の設立を含めた憲法改革の提案を準備中であると述べました。

憲法制定国民議会の中で、影響力をもつ人物の一人である、Hermann Escarra議員は「憲法改正にて、仮想通貨に特化した中央銀行と上位裁判所の設立を含めた法案を整備中である」ということを言及しました。

さらに「仮想通貨銀行は、取引所と金融システムにおける政策の機能を担う。そして、最高裁判所より上位の裁判も新たに作る。憲法改正案は、35日いないで同議会の評議会へ提出される予定だ。」と述べました。



背景的事情

政府の不透明な政治体制や原油価格の下落などから、物価高騰が問題になっています。原油埋蔵量が1位である一方で、操業停止されている工場も多くなっています。

ベネズエラでは、月に2倍のペースで物価上昇が続き、6月時点でインフレ率は4万6000%になっています。国民は生活必需品すら満足に買えず、闇市が横行し、飢えに苦しむ現状です。

当初、1000ボリバル・フォルテ(法定通貨)を1ソブリン・ボリバルに切り替える予定であったが、IMF(International Money Fund : 国債通貨基金)が、将来的に同国の物価上昇率は100万%までに達すると推定したため、この上昇速度に対応しきれないと判断し、10万ボリバル=1ソブリンにするとしました。

石油経済危機や米国による経済制裁の最中で、対外国債券や国内債券の返済が滞ってしまい、外貨収入を増やす必要性に迫られています。

 

ベネズエラの仮想通貨関連の取り組み

国の通貨危機が起こると、ドラリゼーション(国の通貨を他国の安定通貨に替える)を採用して危機回避する方法がよくとられますが、アメリカとは経済制裁を受けて理宇あことなどあり関係が険悪、別のソリューションをとるしかありません。

そのために、政府は、国家が石油(埋蔵量1位)に価値をペグした通貨を新たに発行して販売、そしてそれを国の通貨として流通させようしてます。

 

ソブリン・ボリバル

新通貨であるゾブリン・ボリバルは、現在の法定通貨であるボリバル・フエルテの単位を5桁切り下げるデノミネーションを行い、さらに石油価格と政府の信頼性で価格決定する仮想通貨ペトロにペッグする通貨となる予定です。

 

ペトロ

英米系投資銀行ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のレポートによると、ペトロは、「石油価格とベネズエラ政府の信頼性によって決定される」と書かれています。

1ペトロ=原油1バレルでレート付けされ、豊富な石油埋蔵量に裏打ちされた通貨であるとされる一方で、政府への信頼感が問題であるとして議論を読んでいます。

インドとの交渉では、ペトロを使用して石油を購入する場合、30%引きを適用と提案したが、申し出を断られています。

まとめ

マドゥロ大統領が設置した制憲議会(AC)は、新憲法の草案作成をその役割としますが、野党や他国政府から違法性を主張されており、ベネズエラ独裁政権は強い非難を招いています。

さらに、同大統領は、ロシア、中国、トルコ、イランなどの「友好国との軍事協力を再開」と発表しており、今回のペトロによるICOの資金調達の使い道が軍備拡張であることが大きかったり、アメリカとの対立を深めている国が多いことからさらに関係が悪化することが予想されます。

政治と石油、カネの問題は何十年も続く状態であり、危機からの脱却は難しいでしょう。