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世銀、ブロックチェーンによる債券発行へ

 

 

導入

世界開発銀行(国際復興開発銀行, Internatinonal Bank for Reconstruction and Development : IBRD)は、債券の発行にブロックチェーン技術を活用することを発表しました。

ブロックチェーン技術を活用した債券である「bond-i」の発行の仲介をまかされたオーストラリア連邦銀行(CBA)は、分散型台帳を使用したプラットフォームをMicrosoft Azureにより運用します。その際、幅広い投資家と、債券の需要や方向性についての協議を行う予定です。

 

世銀とは?

世銀は、各国の中央政府から債務保証を受けた機関に対し、融資を行う国際機関です。

新興国の持続可能な開発のため、年50~60億ドルの債券を発行します。その支払い能力の高さから、高格付け(S&P:AAA、Moody’s:Aaa)で信用性が高く、低金利で貸付できるのが特徴です。

1947年の最初の債券取引以降、1989年から決済がはじまった電子債券取引への移行に至るまで、70年の歴史を積み重ねてきました。

それは、新たな資本市場を開拓し、投資家の満足度を満たし、継続的な利益をあげることで、貧困を解消することができたという実績があるからです。

そして今回、世銀はブロックチェーン技術が、そういった可能性を提供し、成功を継続させ、投資家のニーズに対応し、市場を強化するリソースになりえると信じています。

 

ブロックチェーン技術における債券市場の可能性

ブロックチェーンを活用することで、どういったメリットが見込めるのでしょうか。

現在実験段階にあるサプライチェーンのユースケースと同様に、多くの債券市場の仲介業者や代理店のプロセスを可視化・効率化することができます。

これにより、資金調達をスピード化したり、運用効率を向上させたり、規制の監督を改善することができます。

信頼性の高く実績がある債券だからこそ、可能なソリューションであり、年50億~60億ドルほど発行することからスケールメリットもきくでしょう。

債務発行プラットフォームについて

最後に、ブロックチェーン活用の債券が、どういった形で世銀からCBAに委任されているかの説明になります。

まず、基本的に世銀発行のブロックチェーン債務発行プラットフォームは、「CBA Blockchain Center of Excellence」によって構築され、開発されます。

そして、サポートとしてMicrosoftがシステムの運用、セキュリティ、規模の検証を行います。さらに、米資産運用大手ノーザントラスト、オーストラリア最大手のQBE保険、ビクトリア州財務省などの協力を得て行われます。

このように、多くの企業や政府機関などと連携してシステム開発が行われるようです。

 

まとめ

南アフリカでは、最近、同国歳入庁により仮想通貨課税法案が発行され、現地人の仮想通貨による日常的な支払いや交換が頻繁であることから税制のフレームワークが規定されました。

イランでは、アメリカによる経済制裁で弱った自国通貨にかわるものとして仮想通貨の発行が検討されています。

8月13日~17日にルワンダで開催されたワークショップ「Blockchain EXE」では、世界各国の大手ブロックチェーン企業が集結し、ルワンダのインフラ改善に貢献するべく講義や協議が行われました。

このように、貧困国や新興国に向けたプロジェクトや主導のプロジェクトに、仮想通貨やブロックチェーンの技術が解決のソリューションとなるかもしれないという傾向にあります。

同技術の透明化や分散化によるメリットが、こういった土壌に適している、とくに不透明性や非効率化が萬栄するなかでよく生かされるのかもしれません。

また、現在、新興国債券は根強い人気を示しており、その一因としてドル高新興国通貨安が進行し、より良い利回りを求めて投資家が運用を行う傾向があります。このような現状も今回の世銀の決定を後押しするかもしれません。