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サムスン、仮想通貨に適したデバイスはスマホと発表

サムスン、仮想通貨に適したデバイスはスマホと発表

日本のスマートフォン市場の中で圧倒的にユーザーが多いのはiPhoneですが、近年ではAndroidと言われるOSを搭載した機種に乗り換えする人が増えています。スマートフォンGalaxyの開発企業であるサムスン(韓国)は、

「仮想通貨に最も適したデバイスはスマートフォンである」

と発表しました。今回韓国サムスンの自社メディアSamusung Insightsにてこのような発表を出したのには、PCによりもスマートフォンの方が優れているものがあるからです。それは、「セキュリティ」です。米アリゾナ州のコンサルタント企業Opus OneのシニアパートナーJoel Snyder氏がこの発表をした事により、業界内外で注目を集めています。

Snyder氏は、30年以上に渡ってネットワークや情報セキュリティ分野での経験を積んでおり、仮想通貨技術において、最重要な役割を果たす「公開鍵の暗号化」などについて、専門的な知識を持っています。Snyder氏が考えるに、パソコン等のセキュリティは脆弱性が高いとしており、HDDやSSDのようなところに入っているメモリでは簡単にアクセスすることができると共に、ちょっとしたウィルスで盗むことができると指摘していました。

しかしスマートフォンには、一般的にTEE(Trusted Execution Environment)と呼ばれる、重要なデータを保護するためのシステムが施されています。このTEEがある事により、スマートフォンはデバイスとはまた別にメモリ、ストレージにおいて独自の実行環境を有することができ、AndroidのようなOSさえも容易にTEEへのアクセスや変更もすることができないのです。そのため、ハッキング攻撃やセキュリティを突破されたとしても、TEEに秘密鍵などの重要情報を保管していれば、容易にそのような情報が盗まれることはないというわけなのです。

注意点

Snyder氏は上記のようにスマートフォンがいかに仮想通貨の保管等において適しているか考えを述べると共に、以下のようなことも考えられるので、注意が必要とも述べていました。

「スマートフォンはノートPCやデスクトップPCよりも、仮想通貨ウォレットとして優れていると言える。逆にハードウェア基盤のTEEなしでは、秘密鍵は安全であると言えない」

 

「しかし注意点として、仮想通貨ウォレットの開発者が未熟なケースで、秘密鍵の情報を、TEEを利用せずにスマートフォンに保管するように設定していた場合、スマートフォンを利用する優位性が著しく損なわれてしまい、使用するウォレット自体がマルウェアであった場合も優位性が無くなる」

 

「スマートフォンのTEEの恩恵を適切に享受することができれば、ユーザーの資金を保管するのにこれ以上安全な場所はないだろう」

できる限りのリスクヘッジを

仮想通貨の取引において、恐るべきはハッキング等による仮想通貨のです。仮想通貨は現実には存在しないものであり、目に見えるわけではありません。そのため、盗まれてしまった場合、取り戻せる可能性は限りなく0なのです。そこで必要となってくるのはリスクヘッジです。個人のハッキングはもちろんですが、仮想通貨交換所もハッキングされる可能性があります。

スマートフォン基盤での仮想通貨ウォレットは、短期〜中期的に資金を保有し、今後さらに仮想通貨が普及して日常の支払いなどで仮想通貨を使用する場合に、最適な保管場所であると言えます。しかし、危険性が全く0なわけではありません。TEEに保管していたとしても、仮想通貨の開発者がTEEに保管しない設定で作っている場合もありますので、そいったことも注意が必要なのです。また、仮想通貨取引所のハッキングの被害も過去に多いことから、保管する場所を複数に分けるといった工夫も必要になってくるでしょう。

仮想通貨の保有額が少なければ以上の対策で事足りるでしょうが、多くなってきた場合はスマートフォンではなく、完全なオフライン環境で保管することが最も良い方法とされています。オンライン上に繋がっている場合、盗まれるリスクは限りなく低いTEEでも0とまではいきません。過去にTEEから盗まれたケースはありませんが、ハッカーも日々技術が進歩している中で、TEEに侵入する方法を探しているのです。そのためのリスクヘッジが必要となってくるのです。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。今回、韓国サムスン社が仮想通貨取引において最も適したデバイスはパソコンではなく、スマートフォンであると発表しました。TEEと呼ばれる保存領域を活用すれば、一般的なハードディスクやソリッドステートドライブなどに保存するよりもはるかに安全であることを記述してきました。ハードディスク等はハッキングの可能性が高いこと、反対にTEEはハッキングの可能性が低いことを述べました。また、多量の仮想通貨を保管する場合、より強固なリスクヘッジとして仮想通貨をオフライン上の場所に保管しておくことも重要です。みなさんも十分お気をつけください。