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日本の農業でもブロックチェーンを活用へ

日本の農業でもブロックチェーンを活用へ

仮想通貨の根幹技術でもあるブロックチェーンがなんと日本の農業でも活用を検討されていることがわかりました。金融業界において、低コストで決済できる仕組みとして昨今では注目を集めていたブロックチェーンですが、農業の世界でも活用できる可能性が出てきたのです。

ブロックチェーンの特徴として、記録したデータの改ざんが困難ということが挙げられます。この、ブロックチェーンの技術を利用して、野菜の品質証明に利用する方針だそうです。エシカル(論理的)という新たな物差しを作る事により、野菜に付加価値を付ける狙いがあるのです。

ブロックチェーンの技術をこの農業に応用する事により、野菜がどこでどうつくられ、運ばれてきたかを正しく記録するトレーサビリティー(生産履歴の管理)の構築が可能なのです。記録が管理されたいわゆる「ブロックチェーン野菜」は、産地偽装ができず安心・安全というお墨付きを得た野菜だとPRできるという仕組みになっているのです。

従来のシステムでは品質の証明が困難

様々な分野において消費者のニーズが多用している昨今では、野菜などの農業業界においても言える事です。農薬を多用し大量生産し、価格を抑えた野菜にもニーズがあり、無農薬の有機野菜にもニーズがあります。多様なニーズの下、展開してきた野菜などの植物は「良いもの」と「悪いもの」の区別が付きにくいのが問題視されてきました。

これらの野菜は見た目や味などで変わるものではなく、人体に直ちにに影響を与えるものではありません。そのため、「無農薬・有機野菜」と書かれており、高価格で売られていたとしても、我々消費者にはそれが本当かどうか確かめる術はありませんでした。更に言えば、小売店であるスーパーや八百屋なども「無農薬・有機野菜」という名目で仕入れたけど、実際には異なる可能性を客観的に示す方法がありませんでした。

そこで、ブロックチェーンの技術が活用される事になりました。ブロックチェーンの技術では、「誰が」「いつ」「どこで」作ったのか管理することができるようになり、それを消費者も見ることができるのです。そのため、従来のシステムよりも明確に品質の証明ができるのです。

実験は宮崎県綾町にて行われている

このブロックチェーン野菜の実験は、現在もなお宮崎県綾町で行われています。電通国際情報サービス(ISID)とタッグを組み、2016年10月からスタートしています。綾町は、1988年に化学肥料や農薬を使わないという条例を初めて出した都市で、農業の業界では注目を集めていました。自然生態系に配慮した農業を続け、町ぐるみで厳しい生産管理をしています。種、土、水、野菜などの品質をデータとしてまとめ、現在まで保管しているという事です。

ISIDは、この化学肥料や農薬を使わない条例を定めている綾町と、ブロックチェーンの相性が良いと考え、今回の実験に踏み切ったそうです。ISIDの鈴木氏は、

「安全で環境にやさしい野菜なら高くても買う、という消費者は確実にいるが、産地とうまくつながっていない」

と述べています。昨年3月、東京都港区のアークヒルズで開かれた朝市で野菜を試験的に販売したところ、必要経費を含めて一般の倍近い値段としたのに完売しました。来場者の中には「5倍の値でも買う」と話していた人もいると鈴木氏は述べており、今回のこの取り組みに手応えを感じていました。また、

「値段や味だけでなく『環境にいい』という新たな『ものさし』がつくれないかという試みでもある」

と話していました。今年5月には都内のある飲食店にて綾町産野菜を使い、メニューに「値段」の代わりに、「自然生態系への配慮レベル」を可視化したグラフだけを載せて、お客がどう感じるかという実験も行いました。お客様からは概ね好評をいただいたそうで、今後も継続的に実験をしていくと述べていました。

「ブロックチェーン野菜」今後の展開

ブロックチェーン野菜の今後の展開はどうなるのでしょうか。ISIDの鈴木氏は、先に「新しいものさし」という表現を用いて、今後の展開を話していました。従来の野菜等の生鮮食品は、味や見た目そして値段を基準に購入の検討をしていました。しかしながら、このブロックチェーンと野菜がタッグを組む事により、「環境」というものさしができました。その事により、消費者は新しい基準をもとに、購入をするかどうかの検討ができるようになるのです。

「手間とお金がかかっている野菜が、価格競争だけの市場にのまれるのはもったいない。いいものを、理解ある人が相応の対価を払い手に入れる、という仕組みをつくりたい」

と鈴木氏は述べていることから、野菜などの生鮮食品を新しい観点から捉えることを目標としていることが伺えます。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンがなんと生鮮食品である野菜にまで進出してきました。最初はビットコインに付随していた技術の一つであるブロックチェーンが現在では、金融業界や都市のインフラ、管理、そしてなんと野菜にまで進出してきました。

低迷が続いている仮想通貨業界ですが、このようなブロックチェーンの活用に関するニュースは嬉しいですね。これを機にもっと仮想通貨業界全体が盛り上がってくれることを期待しましょう。