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世界一の収益をあげる仮想通貨取引所とは

先日、世界最大手の仮想通貨取引所BinanceはBloombergのインタビューにおいて2018年上半期の収益が約330億円に達することを明らかにしました。同社CEOのChangpeng Zhao氏2018年の純利益550億円から1,100億円と見込んでいるようです。

仮想通貨市場全体で取引高が減少していることから、予想される利益に大きく開きはありますが、Zhao氏が目標とする10億ドルが達成されれば、Binanceが世界一の取引所になることは間違いないと思われます。

5月にはドイツ最大の銀行であるドイツ銀行の2018年第一四半期の利益1億4600万ドルに対しBinanceが出した利益が2億ドルだったことが明らかになり、148年前に設立されたヨーロッパでもトップクラスのドイツ銀行が昨年サービス開始したばかりのスタートアップ企業に追い越されたと金融業界に大きなインパクトを与えました

いったい何がそんなに利益になっているのか

Binanceをはじめとする取引所の収益源はユーザーの取引によって発生する手数料ビジネスですがBinanceはこの手数料が低いのが人気の理由となっています。

なんとBinanceの取引手数料はわずか0.1%に過ぎず、米大手取引所Bittrexの取引手数料0.25%さえも下回ります

さらには独自で発行しているバイナンスコインを使えばこの手数料が半分になります。

このような低い手数料にも関わらず、Binanceが大きな利益を見込む背景には同取引所を利用するユーザーが非常に多いことが挙げられます。

Zhao氏によると、現在のBinance出来高は平均で1日約165億円に達しており、ユーザー数も1,000万人を超えているそうです。

日本国内で最大手とされるbitFlyerでも開設されたアカウントは150万口座程度といわれていますが、そのアカウント全てがアクティブではないと思われるため実際に取引をしているユーザーはもっと少ないでしょう。

Binanceは2017年7月の設立からわずか1年足らずではありますが、グローバルに展開しています。取扱通貨の種類もBTC建てで80種類ほどあり年末の仮想通貨全体の価格高騰で大きな注目を集め、新規口座登録が殺到しました。

日本人の仮想通貨投資家でも国内取引所から仮想通貨投資を始め、さらに多くの通貨に投資したいということでBinanceのアカウントを開設したという話をよく耳にします。

Binanceといえば今年の3月には金融庁が警告したことでも話題になりました。日本国内では仮想通貨の交換業を行うために登録制を採用しており、Binanceは仮想通貨交換業者として未登録となっているためです。金融庁では日本国内の利用者に対する営業をやめるように通告しており、営業行為をやめない場合は資金決済法違反で告発する方針とのことなので今後の動きには注目したいところです。

Binance人気の理由とは

Binanceの人気にはもちろん手数料の低い点や取扱通貨の種類が多いことも挙げられますが、取引所としてだけでなく一企業としての活動も広く認められているところだと思います。

例えば、Binanceは1000億円規模のファンドを設立して業界のさらなる発展のためブロックチェーン技術の研究・開発を行う複数のスタートアップ企業への投資を表明しています。

さらに、ホワイトペーパーでは自社の収益の一部をバイナンスコイン保有者に還元する方針も公表しています。

こういった行動によりブロックチェーンの将来性やトークンの理想とされる姿を自ら率先して模索・実践しているところが業界全体の活性化に繋がっているといってもよいでしょう。

また、Binanceは仮想通貨業界の健全化にも尽力しています。

仮想通貨業界ではいくつもの詐欺的なコインをはじめとする犯罪行為が存在し、関係者は以前から頭を悩ませていましたが、Binanceは自社で率先してこれらの問題の解決にも取組んでいます。

さらに、Binanceは取引所のハッキングやバグに対しても迅速に対処しており、ユーザーの安全性確保を徹底しています。

つい先日、7月4日にはプラットフォーム上で「Syscoin(SYS)」の不可解な取引パターンを検知し、取引と引出を停止するという事態が発生しました。

「システム保守」とのことで行われた取引停止の対応ですが、対応着手が早かったため同日中に資産の安全を確認し取引等の再開がされています。

根源となる原因はまだ解明されていない状態のようですが今回のトラブルを受け「SAFU(Secure Asset Fund for Users)」というファンドを立ち上げました。

このファンドはBinanceが受け取っている取引手数料の10%を基金として配分することで、顧客の資産の保護に努めるためのものとのことです。

さらには異常な取引が行われている最中に影響を受けた全ユーザーに対し、7月5日から14日まで取引手数料が無料にすると発表しました。

また、同期間において全ユーザーに対しバイナンスコインでの取引手数料の70%を返金保証する考えも発表しています。

トラブルに対しての迅速な対応や今後の起こりうるトラブルに対しての対策を講じることでさらにBinanceは安全な取引の実現を目指しています。こういったところも顧客を惹きつけるBinanceの魅力といえそうです。

他取引所も取引のサービス内容はもちろん、顧客資産の保護や業界の発展、犯罪に対するセキュリティの対策や開発などを意欲的に行い仮想通貨業界の発展を支えていってほしいと思います。