導入
エニグマは、計算技術を保全するプライバシーの開発を進めるための研究開発について、インテルと提携することを発表しました。
この取り組みの一環として、エニグマは画期的なプライバシー技術の構築のためにIntelSGX(Software Guard Extensions)を活用します。
一方で、インテルはインテルコーポレーションのプラットフォームセキュリティ事業部バイスプレジデントであるソフトウェアサービスグループの副社長である、Rick Echevarriaがテルアビブで開催するCyber Week2018で基調講演を行い、エニグマとの提携を正式発表する予定です。
Enigmaとは?
エニグマは、現在利用可能なパブリックブロックチェーンと分散型アプリケーション(dApp)プラットフォームに影響を与えるプライバシーとスケーラビリティの主要な問題を解決することに重点を置くプロジェクトです。
エニグマは、メモリ内の保護された実行領域であるエンクレープを使用し、今回データとコードを保護するインテルのセキュリティテクノロジーであるSGXを新たに利用して、プライバシー契約の機能を強化します。
仮想通貨名 |
Enigma(エニグマ) |
通貨単位 |
ENG |
公開日 |
2017年7月28日 |
公式サイト |
|
ホワイトペーパー |
|
ブログ(非公式) |
IntelSGX(Software Guard Extensions)とは?
インテルの開催するサイバーウィークでは、AIとブロックチェーンの二つのデータ中心のワークロードのセキュリティに焦点を置いています。
この中で発表されるIntelSGX(インテルソフトウェアガードエクステンション)のテクノロジーは、エコシステムをセキュリティとプライバシーを向上させてソリューションを設計するのに役立ちます。
この魅力的な点は、ハードウェアで信頼できる実行環境(TEE)を提供することで、使用中、停止中、および通過中のデータに対する保護が向上する点です。
組み込みのCPU命令およびプラットフォーム拡張により、データへのアクセスが許可されたコードの暗号化アサーションが提供されます。
コードが変更または改ざんされた場合、アクセスは拒否され環境は無効になります。
将来性
インテルは、ブロックチェーン実装から価値発見までの時間を短縮し、プライバシー、セキュリティ、スケーラビリティの課題に対処するため、業界と協力することで、ビジネスの変革を可能にするとして期待しています。
エニグマの場合は、パブロックブロックチェーンネットワークの課題を解決し、データのプライバシーとスマート契約セキュリティを向上させるのに役立ちます。
入力データはコードを実行するエニグマネットワークのノードから隠されます。
今後、エニグマのプロトコルは、個人データ、アイデンティティ、医療、クレジット、ファイナンスなどの業界で、強力アプリケーションの貢献度が期待されるようになるでしょう。
参考
Medium-Enigma blog
https://blog.enigma.co/announcing-enigmas-collaboration-with-intel-43bbf73a86a7
Intel newroom
https://newsroom.intel.com/editorials/intel-advances-silicon-based-security-ai-blockchain-workloads/