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仮想通貨の流出と資金洗浄

仮想通貨の流出について

仮想通貨を用いた取引をしていく上で必ず理解しなければならないリスクの一つが、仮想通貨の流出です。仮想通貨はその名の通り、「実際には存在しない通貨」です。ネットワーク上でのみ存在しているため、私たちは触ることはおろか、見ることもできないのです。

全てがネットワークに繋がっている仮想通貨は、ハッキングや不正送金などにより、仮想通貨が流出してしまうことがこれまで度々ありました。

現在、40兆円を超える経済規模を持つ仮想通貨であり、多くの投資家を中心に現在もなお注目を集めています。変動性の高い相場、現代の通貨システムを変える新規格、キャッシュレス、金(きん)の枯渇問題、アルトコインの種類の豊富さ、ビットコインの信頼性など仮想通貨というものは既存の通貨や不動産や金に変わる新しい商材になり得る力と魅力を持っているでしょう。

しかし、仮想通貨の流出が大きな敵なのです。常時ネットワークに繋がれた仮想通貨は、流出の恐れが常に伴うのです。今後、仮想通貨が大衆に認知され、一般化するためには仮想通貨の流出を抑え、より強固なセキュリティーやシステムを作ることが必要なのかもしれません。

資金洗浄とは?

資金洗浄という言葉をご存知でしょうか。マネーロンダリングという言い方もします。この資金洗浄とは、元々は麻薬取引や脱税、粉飾決済などの犯罪によって得られた資金を出どころが分かり辛くさせるため、他人の金融機関の口座、もしくは架空の人物の金融機関の口座を使い、資金を転々と移動させたり、そのお金で株や債権などを購入することを指します。いわば綺麗ではないお金を出どころをわかり辛くさせるためにする一連の流れのことです。

この資金洗浄は警察等の捜査機関による差し押さえや摘発を逃れるために行われます。世界中で巨大な闇のお金として利用されることも少なくありません。もちろんこれらの行為は犯罪であり、法律で禁止されています。

仮想通貨は犯罪の温床になる?

そんな資金洗浄ですが、今までの場合ほとんどの場面において通貨を介して行われることが多くありました。しかし、仮想通貨が誕生したことにより新しい資金洗浄の方法の一つとして確率されつつあるのです。

仮想通貨等を取り扱う取引所で、仮想通貨を送金し、場合によっては複数の取引所を経由して、何回かに分けて仮想通貨を現金に交換する。

大まかには以上の一連の流れを行うだけで、資金洗浄ができるのです。仮想通貨を取り扱う口座は誰にでも取り扱うことができます。基本的にはメールアドレスさえあれば口座を開設することはできるのです。取引所では、基本的には本人確認書類が必要です。しかし、本人確認書類が必要なく取引ができる取引所も中には存在しています。GmailやYAHOO!などのフリーのメールアドレスのみでアカウントを作成することができ、なおかつ、ビットコイン等の仮想通貨の送金もすることができるのです。

そういった取引所を経由された場合、資金に足が付き辛く、誰が何の目的で誰に渡したかなどわからくなってしまうのです。取引手数料は銀行よりも安く、送金スピードもはやい、足が付きにくいと犯罪組織にはもってこいの取引方法なのです。

主な流出事件

coincheck流出事件

おそらく流出事件と聞いて、ピントくるのが、coincheckだと思います。2018年の1月26日午前2時57分ごろにNEMというアルトコイン、日本円で約580億円に相当する5億2300万NEMが流出するという事件がありました。coincheckは11時ごろに社内で異常を感知し、その時点では既にNEM580億円分は流出した後だったという。coincheckはその日のうちに、NEMの出金や取引を停止しました。

なぜ流出したのか?

流出した原因は、NEMを全てホットウォレットと呼ばれるところにしまっていたことが最大の理由です。

そもそもウォレットとは、仮想上の財布のようなものです。つまり、ビットコインやNEMなどの仮想通貨を保存するところです。

このウォレットがインターネット上にあるかどうかがセキュリティにおいて最も重要なのです。coincheckは流失された当時、ホットウォレットと呼ばれるインターネットに接続された空間に保管されていたのです。ホットウォレットは常にインターネットに接続されていて、入出金がいつでも行うことができます。反対に、ネットから隔離された空間に保存されたウォレットのことをコールドウォレットと呼びます。

本来、ある程度使う分ホットウォレットに移し、使わない分はコールドウォレットに置いておくのが基本なのです。そうすることにより、万が一ネットがハッキングされ、コインが盗まれても被害は最小限で済みます。しかし、そうしなかった場合、今回のCoincheckのようにNEMの大量流出のようなことが起こってしまうのです。

 Coincheckの今

現在、Coincheckはマネックスグループに買収され、新しい経営体制でマネックスグループ指導の下、サービスを続けています。NEMの取引や出金は再開されましたが、新規ユーザーの登録は現在も停止しています。

取引所の中では大手で安全と言われていたcoincheckですが、このような事件が起こってしまい、大きな不信感を顧客に与えてしまいました。

福島リップル流出事件

2018年2月21日に、福島に在住の50歳女性が所有していた仮想通貨リップル2500万円分が流出したと福島県警は発表した。詳細はまだ明らかにされていないが、恐らく事件の概要としては、50歳の被害者女性の仮想通貨の口座を何らかの形でログインし、架空の名義を使ってアカウントを作成、取引所をいくつか経由したのではないかと見られています。

ハッキングによってパスワードを抜いたのか、被害者の自宅等からパスワードを入手したのかはわかりませんが、何にしても仮想通貨の管理はしっかりと行うことが大切です。取引所や口座を複数個に分けることが特に大切になってきます。

Nano流出事件

2017年2月10日にイタリアの大手仮想通貨取引所「BitGrail」が220億円相当のNanoが流出したと発表しました。

Nanoは2015年に作られた比較的新しいアルトコインで、1Nano最大37ドルまで付けたこともあります。しかし、今回の流出事件で7ドルにまで下がってしまいました。Nanoの発行量の13%が今回の不正流出によって盗まれてしまいました。

流出の原因は未だわかっていませんが、取引所のCEOは、「流出されたコインNanoの開発チームと協力して、ユーザを保護していく」と声明を出しています。しかしながら、不正に流出されたNanoを全額補填することは難しいと、取引所のCEOはTwitterにて明らかにしています。

なぜ仮想通貨は流出してしまうのか

 

仮想通貨が流出してしまう原因は大きく分けて二つあります。一つは、取引所がハッキング等の被害を受け、不正に送金されてしまうこと。もう一つは、ユーザ側のパソコン等がハッキングされ、IDやPWといった情報が抜き取られてしまうことです。

取引所のハッキングに関しては、CoincheckのNEM流出事件がよく取り上げられます。ホットウォレットに置いてあった通貨をハッキングされ、盗まれそして送金されてしまい取り返しがつかなくなる・・・。という一連の流れがあります。

ユーザー側のID等の流出は、ネットを介し、PCにハッキングすることがほとんどですが、直接「儲かる話がありますよ」と話しかけ、言葉巧みに相手のIDやPWを抜き取るということもあるのです。

流失しないためには

ビットコイン等の仮想通貨の流出は絶対に避けなければなりません。それは、金融的なリテラシーの観点からももちろんそうです。自分が買っていたコインがある日突然なくなり、巡り巡って犯罪組織の資金源になるということも起こりうるのです。すごい遠い話になりますが、実際にそうなっているのです。

取引所としての対応

仮想通貨の取引所は、何千何万人の顧客データや、顧客が購入したビットコインやアルトコインを保管しています。そのため、セキュリティには万全を期さなければなりません。

仮想通貨交換所のセキュリティは銀行よりも強固とよく言われます。しかしながら、仮想通貨はあくまでデータのため、盗むこともネットワーク経由で出来てしまうのです。そのため、盗まれた際の通貨の足取りを掴むことはほとんど不可能になってくるのです。

仮想通貨自体をホットウォレットではなく、コールドウォレットに保管しておくだけではなく、その周辺のセキュリティや、管理も大切になってくるのです。

ユーザー側のリスクヘッジ

仮想通貨を売買、送金等するユーザーができるリスクヘッジは、資金を分散させること、購入した仮想通貨等をしっかりしたセキュリティのところに保管しておくことが大切です。

Coincheckのように取引所自体がハッキングされ、通貨が盗まれるリスクが当然あります。更に、Coincheckは不正に盗まれた分を全額補填しましたが、必ずしもそうなるとは限りません。Nanoを流出させてしまったイタリアの取引所「BitGrail」は先日の騒動で補填しない方向で調整しているのです。

そういったことから、ユーザー側は万が一取引所がハッキングされ、自分が持っているコインが流出しても致命傷にならないように対策を打っておくことが大切なのです。

最近では、購入した仮想通貨の流出を防ぐスマホのアプリの開発などがされているそうです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3127814001062018000000/

こういうサービスを活用していくことも、今後仮想通貨と上手に付き合っていくためには必要なことかもしれませんね。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。仮想通貨の流出は決して人ごとではないのです。あの大手と言われていたCoincheckをはじめ、国内外を問わず至る所で流出事件があるのです。そういったことに対策を早めに打っておくことが大切です。