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【NEM特集】ネムの特徴、カタパルト、将来性について徹底解説!

概要

最近もまた仮想通貨市場で大きな値動きがあり、仮想通貨は世間の注目を集め続けています。

市場取引が盛んな日本ですが、日本における仮想通貨の種類はまだ少なく国内の取引所では限られた通貨のみの取引に絞られています。今回紹介するのは限られた通貨の中でも特に人気があるNEMです。

NEMはどんな特徴を持っていて将来的にどうなっていくのでしょうか?NEMについて解説してあるサイトは多くあると思うので、この記事ではNEMの特徴を踏まえつつ、独自の視点からNEMの将来性について見て行こうと思います。

NEMとは

初めにNEMの概要を紹介をしておきます。

NEMとはそもそもNew Economy Movementというプロジェクトで、NEMで動く新しい経済圏の確立を目指して発足したものです。

ご存知の方も多いかと思いますが、NEMというのは通貨ではありません。通常、取引所などでNEMという際はNEM上で作られたトークン(既存のブロックチェーン上で作られた代替通貨のこと)であるXEMのことを指しています。

NEMは様々な機能を備えていることや、近々大きなアップデートが予定されていることから人気のある通貨になっています。一時期は時価総額で上から5番目に入っていたNEM(XEM)ですが、今は順位を落として時価総額14位になっています。しかし、NEMには今後期待できる要素が多くあるので目が離せない通貨なのです。

それではNEMの特徴から見ていきます。

NEMの特徴

NEMの承認アルゴリズム

NEMの大きな特徴にProof of Importanceという承認アルゴリズムを採用していることが挙げられます。

Proof of Importanceは通貨の保有量と取引量によってマイニングの報酬がもらえるというものです。また、NEMは既にすべての通貨を市場に供給し終わっているため、マイニングして新しく通貨を発行するという概念がありません。では、新しく通貨が発行されないならマイニングする人たちはどうやって報酬を得るのでしょうか?

実はNEMのマイニングをする人は取引の手数料で報酬を受け取っています。通貨を送金するときには手数料がかかるのでその手数料の一部が彼らに流れているというわけです。また、前述したとおりNEMは既に全通貨が発行されていますからマイニング(発掘する)と言う言葉の代わりにハーベスティング(収穫する)という言葉を用います。

逆にビットコインに使われているProof of Workやイーサリアムにも搭載予定のProof of Stakeという仕組みは消費電力が大きすぎることや中央集権になりやすいという弱点が存在します。Proof of Importanceもそれらの問題を完璧に克服できているのかと言えばそうではありませんが、かなり進歩している承認アルゴリズムだということができるでしょう。

ハーベスティング

マイニングに代わるハーベスティングには2種類の方法があります。

  1. ローカルハーベスティング
  2. デリゲートハーベスティング

ローカルハーベティング

ローカルハーベスティングとはPCの電源を付けたまま行うハーベスティングで、参加するには既得バランスというものが10,000XEM以上あることが必要です。この既得バランスというのはNEMの公式ウォレットである「Nano Wallet」にXEMを一定期間いれておき、基準の期間を過ぎたXEMの総量を指します。ローカルハーベスティングは約1分に1回行われており、誰にハーベスティングを行う権利が行くかはProof of Importanceの考え方に従い通貨の保有量と取引量によって決められます。現時点(2018年4月21日)でXEMは42円なので約420,000円分のXEMを持っていればハーベストに参加できることになります。

デリゲートハーベスティング

次にデリゲートハーベスティングを紹介します。

デリゲートとは委任するという意味で、デリゲートハーベスティングは普通のノード(ネットワークに接続されているPC)よりも一つ上位のスーパーノードというノードにハーベスティングを委任します。

この方法はPCの電源を付けておく必要はありませんが、行う際には既得バランス10,000XEM以上が必要で、この10,000XEMをスーパーノードに貸し出すことでスーパーノードのハーベスティングがスムーズに行われるようにしています。(なぜなら、Proof of Importanceにより所有しているXEMが多いほうがハーベスティングを行える可能性が高いからです。)スーパーノードはこのようにしてNEMネットワークの中核を担っているのです。

また、スーパーノードというと絶対的なもののようですが、実際はこのスーパーノードも一般の人がもつPCによって運用されています。ただ、スーパーノードになるための条件は厳しく、3,000,000XEM(約1億2千6百万円)を持っていることや各ノードから委任を受けるだけのPC処理能力をそろえておかないといけません。

ローカルハーベストやデリゲーションハーベストの報酬が月に約数千~数万円と言われているところ、スーパーノードになると月20~30万円ほど報酬が支払われるようです。スーパーノードは報酬が大きいのですが参入障壁が高いと言わざるを得ません。しかし、NEMはわざとスーパーノードへの参入障壁を高めることによって中央集権の性質を避けているのです。

ネームスペースとモザイク

NEMにはネームスペースとモザイクという仕組みがあります。

簡単に言うとネームスペースはインターネットのドメインのような役割を果たしモザイクはその上に表示されるWEBページのようなものです。具体的に説明すると,実はNEMの通貨であるXEMもネームスペースとモザイクの仕組みによって成り立っています。XEMはNEMというネームスペース上に存在するモザイクなのです。

このようにNEMは新しい通貨をネームスペース上で作るプラットフォームとしての役割を果たしています。似ているものにイーサリアムがありますが、イーサリアムは既にそのブロックチェーン上で数多くのプロダクトを生み出し、プラットフォームとしての一定の地位を築いています。NEMにもイーサリアムのように経済の基盤となる活躍が期待できると言えます。

アポスティーユ(公証機能)

NEMには証明書などの登録に使える公証機能というものがあります。重要な契約書の受け渡しや不動産登記などにNEMのブロックチェーン技術を応用して使えるものです。これによって人力による厳正な審査が不要になることやデータ管理の簡易化ができるようになり、コスト削減へとつながります。しかし、これはNEMに特有の機能というわけではないので、今後どのようにアポスティーユからその機能を拡大していくのか期待したいところです。

NEMとmijinの関係 

引用:http://mijin.io/ja/

次にmijinというNEMと非常に関わりの深いプライベートブロックチェーンについて紹介します。

日頃から仮想通貨の情報に敏感な人は「mijin」というワードを聞いたことがあるかもしれません。mijinはNEMにとって非常に大切な存在なため切り離して紹介することはできないものです。

ではmijinとは何なのでしょうか?

mijinはザイフを運営するテックビューロ社によって作られ、そしてそれはNEMのパブリックブロックチェーン技術を用いたプライベートブロックチェーンのことを言います。【パブリックブロックチェーンとは分散する数えきれない多数のノード(ネットワークに接続されているコンピューター)から作り出されるブロックチェーンですが、プライベートブロックチェーンとは決められた数のノードによって作られるブロックチェーンです。】

このmijinというのは主に金融機関のインフラとして機能するブロックチェーンです。mijinを代替システムとして組み入れることで人件費削減など、大幅なコスト削減が可能になります。また、mijinを開発したテックビューロ社は2018年中に金融機関インフラのコストを10分の1に削減することを目標にしています。

引用:http://mijin.io/ja/

それだけでなく、mijinの凄いところは2年間の実稼働実績があり、既に300社を超える金融機関に提供を完了しているというところです。実現性に乏しいブロックチェーンプロジェクトが多い中でこれだけの実績があるのはかなり心強いと言えるでしょう。mijinはNEMのブロックチェーン技術で作成されているので、mijinの普及に伴ってNEMの価値も上がってくる可能性も考えられます。

そして、ついにmijinにはカタパルトという大型アップデートが実装されました(2018年3月26日)。カタパルトについては後述しますが、mijinの勢いは今後も強くなる可能性が高いでしょう。

カタパルトとは

最近、NEMに実装されると噂があるカタパルトとは何でしょうか?

少し触れましたが、カタパルトとはザイフを運営するテックビューロ社が自社のmijinに対して行った大型アップデートのことです。mijinはNEMのブロックチェーン技術で作られているのでカタパルトをNEMにも施すことが可能なのです。NEMにカタパルトが施されるとその性能が大幅に向上すると言われています。

最も衝撃的なのは処理速度の向上でしょう。カタパルトが行われることでNEMの取引処理速度は1秒間に約4000件にまで達します。送金速度が速いことで知られるリップルでも処理速度は1秒間に約1500件で、クレジットカードのVISAで1秒間に約4000件の処理速度だと言われています。カタパルトが実装されてしまえばNEMは仮想通貨の中の処理速度という分野においては差別化されたポジションの確立が可能なのではないでしょうか。実際はカタパルトが起こってからでないと分かりませんが、NEMが近いうちに機能を向上させることは確かなようです。

そんな期待のカタパルトですがNEMに実施される日付はまだ決まっていません。しかし、2017年から実施の可能性が示唆されていたことや先月の3月26日にmijinへの実装が行われたことを見るとNEMへのカタパルトもそう遠くないことが考えられます。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。最後にNEMの特徴を踏まえてその将来性を考えていきたいと思います。

個人的に、NEM(XEM)の将来は短期的には明るいと思います。それは近々カタパルトの実施が予定されているからです。実際、カタパルトが行われればNEMは一気にその存在感を増すでしょう。しかし、長期的に考えると経済圏プラットフォームを提供するという目的のライバルにイーサリアムがいることで、ネムの唯一性というのは薄れてしまいます。しかもイーサリアムはプラットフォーム分野において一定の成功を収めており、かつ、こちらも近いうちのアップデートでProof of Stakeの承認アルゴリズムへ移行し、処理速度が向上することも見込まれています。

さらに処理速度においては現在上位にあるリップル(XRP)や中国初のNEOといった仮想通貨も日々進歩しており、その性能向上の可能性が大きく見込まれています。こういった観点から見るとNEMには差別化を図れる要素がもっと必要に思えます。NEMが長期的にどのようなことを視野に入れているのか分かりませんが、このままだと現在の時価総額が5位から14位に下がっているように、カタパルトの後にも徐々に順位を下げていく可能性も考えられなくはありません。

しかし、現時点でNEMはmijinの存在も含めて期待のプロジェクトなことに間違いありません。カタパルトに注目するのはもちろんですが、カタパルトが終わったNEMにも今後は期待したいところです。