なるほど!をお届けする仮想通貨情報メディア

  • BTCBTC

    625,486円

  • ETHETH

    19,709円

  • ETCETC

    839.75円

  • LTCLTC

    4,738.0円

  • BCHBCH

    43,861円

  • XRPXRP

    54.202円

  • LSKLSK

    241.66円

  • XEMXEM

    10.491円

ビットコインからの分岐!「Bitcoin Gold」とは

現在時価総額ランキング30位、今回は仮想通貨「Bitcoin Gold」をご紹介いたします。Bitcoin Goldは、2017年10月にビットコインから分裂することによって生まれた仮想通貨です。ビットコインは、これまでにも数回分裂が起こっているので、通貨の種類や目的があやふやになってしまっている方もいるかもしれません。ではビットコインの課題を克服するために生まれたBitcoin Goldですが、ビットコインとは一体どのように異なり、今後はどのように発展していくのでしょうか。概要、特徴、将来性から考察していきたいと思います。

概要

Bitcoin Gold(BTG)

通貨名

Bitcoin Gold

通貨表記

BTG

通貨価格

1BTG/約3,500円

総発行枚数

21,000,000 BTG

現在供給枚数

約1,720,000 BTG

時価総額

約59,800,000,000円

リリース

2017年10月24日

主な取扱取引所

Binance、Bitfinex、Bithumb、Bittrex、HitBTC、Huobi、OKEx、Upbit、IDAX など

取引認証システム

Proof of Work(POW)

Bitcoin Goldは、2017年10月24日にビットコインの課題を克服するための、ハードフォークによって誕生しました。そのときのビットコインの課題とは、マイニングの分散化です。ビットコインではASICを活用し、大きな企業などの資金力が豊富な組織が中心となってマイニングを行っています。そのため小さな企業や、個人でのマイニングは困難を極めている、というのが現状です。またASICとは「Application Special Integrated Circuits」の略称で、「特定の目的のために、作られた集積回路」という意味を持っています。パソコンは多種多様な目的のために作られ、現在も多くの方に用途を問わず使用されています。それに対しASICは、たった一つの目的のためだけに作られた、その目的専用のコンピューターです。そしてそのASICの目的が、マイニングということになります。

Bitcoin Goldは、上記で説明させていただいた、マイニングの独占を解決するために開発されました。それでは、Bitcoin Goldの解決策とはどのようなものなのでしょうか。この先の、特徴の説明でお話させていただきます。

特徴

プレマイニング

プレマイニングとは、最初のブロックに、通貨の所持者、またその所持数などをあらかじめ記載しておくことで、開発者や参加者が一定量の通貨の受け取りをできるように設定しておくことです。今の説明を簡略化すると、オープンリリースの前に、開発者、および参加者にBitcoin Goldに配布されるということです。Bitcoin Goldの公式では、全体の0.004%、100,000BTGが配布されたと記載されています。ちなみにコア開発者には、5,000BTGが支払われたようです。

しかしこのプレマイニングを行ったことによって、Bitcoin Goldはマイニング分散化が目的なのではなく、「自分たちの利益を目的としているのではないか」という疑いを持たれています。その理由は以下のようになっています。

リプレイプロテクションの未実装

ビットコインからのハードフォークが行われる2日前、2017年10月22日に、Bitcoin Goldにはリプレイプロテクション」が未実装であることが判明しました。リプレイプロテクションとは、リプレイアタックによる被害を防止する技術であり、基本的に他の有名な通貨には実装されているものです。また、リプレイアタックとは、「ハードフォークを狙い、送金履歴を偽造するためのハッキング攻撃」のことです。リプレイプロテクションを実装していないBitcoin Goldを送金した場合、発行された取引履歴を利用し、ビットコインの不正送金が起こる可能性があります。その為にリプレイプロテクションの実装は、必須であると考えられているのですが、Bitcoin Goldの開発チームによる実装されませんでした。また、その後リプレイプロテクションを実装できる開発者を、開発チームが募集していることが分かり、技術力の面での不安も懸念されています

マイニングアルゴリズムの変更

ビットコインでは、「SHA256」というマイニングアルゴリズムが採用されていましたが、Bitcoin Goldでは「Equihash」というマイニングアルゴリズムへと変更されています。Equihashとは、先ほどお話した、ASICへの耐性を持っているマイニングアルゴリズムです。Equihashを実装することによって、Bitcoin GoldではGPU(Graphics Processing Unit)マイニングが可能となりました。GPUとは、コンピュータによる画像、及び動画の処理の高速化を目的として開発された回路です。元々の目的とは異なりますが、GPUを使ったマイニングによって、小さな企業や個人によるマイニングの参加が可能となり、ASICを使用している大手企業などの資金力が豊富な組織との差を無くすことができました。

ブロック毎で設定されている、難易度調整期間

Bitcoin Goldでは、ブロックの生産毎にマイニングの難易度が調整されています。ビットコインの計算難易度の調整は、2週間毎に行われていますが、Bitcoin Goldの難易度調整は、マイニングにかかる時間が約10分となるように設定しています。仮に非常に計算能力の高いマイニングツールをビットコインに導入した場合でも、2週間の間はビットコインの難易度調整はされない為、その期間のビットコインの発行速度は加速したままとなります。するとビットコインは、元々のスケジュールに対し、早いペースで発行上限に達してしまうことになるのです。しかしBitcoin Goldでは、ブロック毎で難易度調整が行われる為、スケジュールにずれることなく、新規発行量のバランスを保つことができるのです。

他の通貨との違い

ビットコインから分裂して誕生した通貨は、「Bitcoin Gold」「Bitcoin Cash」「Bitcoin Diamond」「Super Bitcoin」「Lightning Bitcoin」「Bitcoin X」「Bitcoin Silver」「Bitcoin Uranium」「Bitcoin  Private」「Bitcoin Atom」「Bitcoin Segwit2x」と、把握しているだけでもビットコインを含めて12種類存在しています。Bitcoin Goldとその他通貨の違いを比べていきたいのですが、実はそう変わりありません。取引認証システムは、Bitcoin Goldやビットコインと同じく、Proof of Workを採用している通貨が多く、ブロックサイズはBitcoin Goldとビットコインでは1MBと同じく設定されており、その他のものは8MBや2MBに設定されています。またその他の点も比較してみましたが、大きく突出した特徴は見られませんでした。先ほどお話したマイニングハードウェアGPUについても、Bitcoin Diamond、Super Bitcoin、Bitcoin Xなどでも実装されており、Bitcoin Gold特有の特徴であるとは言えませんでした。敢えて挙げるならば、ブロック毎に起こる難易度調整については突出していると言えそうです。

またビットコインからハードフォークした通貨は共通して、元々あったビットコインの知名度や人気よって、注目がされやすい為、自然と人気が出やすい傾向があります。やはり時価総額ランキング1位のビットコインのブランド力は大きいものがあるのでしょう。

将来性

Bitcoin Goldの公式で公開されているロードマップに記載されている情報を、一部取り上げて考察してみました。目ぼしい内容としては、「ライトニングネットワークの実装」「サイドチェーンクロスチェーンの開発」「アトミックスワップ」などが挙げられます。ライトニングネットワークやサイドチェーン、クロスチェーンは、時折オフチェーンやレイヤ2の技術だと表現されますが、スケーラビリティ問題の解決が期待されます。アトミックスワップについてですが、こちらは「中間業者なしでの、当事者同士の安全な取引」を可能にする技術です。当事者同士の場合、先に送金した側が、送金相手に資金を騙し取られてしまうリスクがあるのですが、アトミックスワップを導入することでこのようなリスクを回避することができます。

このように、今後も新しい技術の開発が予定されているようなので、今後Bitcoin Goldは改善され、現段階よりも使いやすくなりそうです。また開発が成功すれば、もちろん通貨の価格にも影響はありますので、投資対象として考えるのもいいかもしれませんね。

最後に

仮想通貨「Bitcoin Gold」、いかがでしたか。マイニングの独占状況を解決するために、分散化を目的とし、誕生した仮想通貨でした。基本的にはビットコインの欠点を克服するために生まれた通貨なので、ビットコインより優れていると考えても良さそうなのですが、やはり現状人気はビットコインにはとても届いていませんね。それにリプレイプロテクションの未実装による、Bitcoin Goldへの疑いは中々払拭するのに時間がかかりそうです。しかし今後仮想通貨を始める方が増え、マイニングに参加してみたいという人が増えれば、Bitcoin Goldの需要は高まると思われますので、今後価格が高騰する可能性は大いにあると思います。時間がかかるかもしれませんが、興味を持たれた方は投資してみてもいいかもしれません。最後までお読み頂き、ありがとうございました。