目次
導入
現在金融機関により多くの金融商品が販売されています。
仮想通貨は決済手段にも使用できるようにお金ですが、開発から日が浅いことや成熟しきっていないこと、価格が安定しないことなどあり、金融商品が販売されるに至っていません。
仮想通貨らしく、個人で仮想通貨の金融商品を設計し販売、購入までできる仕組みを提供するプロジェクトがあります。
出典:Iconomi Blog公式
Iconomi(イコノミ)とは
仮想通貨Iconomi(イコノミ)は、DAA(Digital Asset Array)と呼ばれる仮想通貨の銘柄で設計された投資商品を販売・購入することができるプラットフォームです。
DAAを設計するマネージャーも、仮想通貨の知識さえあればクリックだけでDAAを設計することができ、あとはスマートコントラクトによる自動契約プロトコルに任せればいいので手軽です。
仮想通貨名 |
Iconomi(イコノミ) |
通貨単位 |
ICN |
公開日 |
2016年8月25日 |
認証アルゴリズム |
PoW(Proof of Work) |
公式サイト |
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公式ブログ |
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ホワイトペーパー |
Iconomi(イコノミ)の特徴
取り扱うDA(Digital Asset)
これだけの種類の仮想通貨を取り扱います。一部取り上げてないものもあります。ぱっと見た感じでは、ほとんどの有名通貨は抑えている感じです。このサイトでも取り上げた通貨も多くあります。簡単な説明を添えているので興味があれば見てみてください。
ひとつ興味深い点は、現時点で時価総額ランキングで100以内に入っていない通貨が多く取り扱われていることです。時価総額の高い価格の安定性のある通貨の対照的な存在として導入しているのでしょうか。
通貨名 |
簡単な特徴 |
0x |
イーサリアムのDaap上で設計・開発された独自トークンの交換をスムーズに行うことを目的にして開発されました。 リレイヤーというオーダーブックの管理者をオフチェーン上で採用して、実際の約定をオンチェーンで実行することで、分散型取引所を実現しました。 |
AdEx |
広告主と広告掲載会社とを直接繋げるプラットフォーム。 |
Augur |
「群衆の知恵」に基づいてイベントの結果を予測する分析予測市場。 |
Bancor |
独自プロトコルにより通貨の市場価格を変動させ、流動性を保つようにする。 |
Basic Attention Token |
デジタル広告の効率をあげるプラットフォーム。 |
Bitcoin |
サトシナカモトの匿名論分によって開発された分権化を目指す元々の通貨。 |
Bitcoin Cash |
ビットコインのハードフォークによって誕生。ブロックを拡張し、Segwitを実装しない点が異なる。 |
Blocktix |
ブロックチェーンを活用して、イベント業界におけつつチケット販売の透明性を向上させる。 |
Binance Coin |
バイナンスでの仮想通貨の売買に掛かる手数料が0.05%と破格の安さになる。 |
Civic |
アイデンティティの保護及び認可。 |
Cofound.it |
世界中の優秀なスタートアップと、投資家や専門家とを繋げる次世代のビジネス。 |
Decentraland |
仮想現実のプラットフォーム。 |
Dash |
即時決済機能と匿名決済機能を提供する仮想通貨。 |
DigixDAO |
イーサリアムブロックチェーンを活用して金塊をデジタル資産として記録し取引するプラットフォーム。 |
Edgeless |
オンラインカジノの運営の透明性を担保するプロジェクト。 |
EOS |
企業での利用を目指した分散型アプリケーション。 |
Enigma |
プライバシースマート契約プロトコルを搭載し、データ受信の際のプライバシーを根本から変える。 |
Ethereum |
スマート契約を搭載した分散型アプリケーションを提供する最初の仮想通貨プロジェクト。 |
Iconomi |
誰でもDAAという投資運用商品を開発し、販売でき、それを購入することが出来る。 |
Metal |
決済を促進するプロトコルを採用し、購入毎に金額の一部がカムバックする。 |
OmiseGO |
銀行口座なしで、送金や決済を可能にするプラットフォームです。 特に、国際送金において、「OmiseGo」がブリッジ通貨として担うことで、手数料の削減を実現します。 |
Patientory |
ヘルスケアに役立つ機能を提供する。 |
Power Ledger |
電力の取引を可能にするプロジェクト。 関西電力と共同で技術開発を行います。 |
Qtum |
ビットコインのセキュリティの高さを象徴するブロックチェーンにおけるUTXOと、イーサリアムの拡張性の高さを象徴するEthereum Virtual Machine(EVM)とを組みあわせて開発されている、ハイブリッドな通貨。 |
Quantstamp |
スマートコントラクトのセキュリティ監査を行うプロジェクト。 |
Raiden |
Raiden Networkは、二者間のトランザクションを随時記入するのではなく、イーサリアムのブロックチェーンとは異なるブロックチェーン上で仮記入をして、決済の瞬間にトランザクションの確定を行うというもの。 |
Ripple |
異なる台帳間を繋ぐ新しい決済システムを提供するソリューションです。 RippleNetを活用して、国際送金の無駄をなくし、より透明な送金プロセスを実現します。金融機関や送金業者などと連携することでより大きなエコシステムの構築を目指し、国際送金のインフラストラクチャーの整備を目指す。 |
SALT |
仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、リップル、)を担保として法定通貨(ドル・ユーロ・元等)の借り入れが出来るプラットフォーム。 |
SingularDTV |
エンタメ業界におけるコンテンツの著作権をはっきりさせるプロジェクト。 |
Status |
LINEのような機能を提供する。 分散型アプリケーションへスマホから簡単にアクセスできるようにする。 |
Steem |
コンテンツを投稿したり閲覧したりして価値を構築するユーザーへ正しく報酬を配分する新しいソーシャルメディアの形を提供するプラットフォーム。 |
Stellar |
人・銀行間を国際的に繋ぐより少額の決済・送金を実現するプラットフォーム。 |
Storj |
クラウドストレージに代わる、個人間でのストレージの貸し借りを可能にするプロジェクト。Siacoinと類似。ら |
Swarm City |
ありとあらゆるものをシェアすることを可能にするプラットフォーム。 |
Synereo |
Steemと同様のプロジェクトだが、コンテンツへの反響を数値化する機能がある。 |
TenX |
様々な通貨とネイティブトークンであるPAYトークンとを交換できるプラットフォーム。 |
Tierion |
ビックデータの整合性を効率よく正確に確かめるために開発された通貨。 |
Quantum Resistant Ledger |
量子コンピューターに対抗するセキュリティ対策が高い通貨。 |
Viberate |
ライブを通じたイベントの開催における、アーティストと主催者とを繋げるプラットフォーム。 |
Waves |
個人で独自の通貨(トークン)を簡単に発行することができるプラットフォーム。 |
We Trust |
銀行口座を持たない人々へ貸し出しシステムを提供するプラットフォーム。 |
Wings |
予測市場を提供するDAO(分散型自治組織)のプラットフォーム。 |
Zilliqa |
オープンで分散型ネットワークを安全に拡張できるように設計されたプラットフォームです。 スケーラビリティの問題を解消するために、「シャーディング」の技術に特化して開発します。 |
DAAマネージャーとしてデジタル資産の運用管理
マネージャーは、Iconomiプラットフォーム上で幅広い選択肢の中からデジタル資産を選択し、DAAを設計し、パフォーマンスを最適化する管理を行います。
優れた業績をあげたDAAは、コミュニティで共有し、投資家を惹きつけることができます。あなたの知識が収益になり、そして仮想通貨業界全体の発展に貢献することができます。
出典:Iconomi Blog公式
スマートコントラクト契約プロトコルを採用
一度ファンドによって設計されたDAAは、スマート契約プロトコルによって自動執行されます。分散型アプリケーションとして、第三者を排除して、透明性が高い運用が行われます。
代表的なポートフォリオ例
出典:Iconomi公式
Iconomi運営チームも、ポートフォリオを組んだ投資商品を販売しています。
時価総額が高い有名通貨が多いCTF(Coin Trade Fund)や、将来性が期待される通貨を多く集めたCMF(Coin Managed Fund)などです。
Iconomi(イコノミ)のチャート
出典:CoinGecko
仮想通貨Iconomi(イコノミ)は、2016年のICO後、2017年6月頃プラットフォームの利用者制限が解除され、一気に利用者が増えたことにより高騰しました。
一度値下がりしましたが、2018年1月再び高騰し、ピーク時に達しています。現在、1ドル程で推移しています。
Iconomi(イコノミ)の将来性
Iconomi(イコノミ)は、個人で金融商品を設計し、コミュニティ上で発表することで投資家に売り込むことまでできるプラットフォームです。
銘柄を簡単クリックして設計が完了したらスマートコントラクトの自動契約プロトコルに任せておけばいいという手軽さも利点です。
加えて、現在運営は安定した価格を提供するペグ通貨を導入しており、価格変動が激しい仮想通貨における安定性を伴ったDAAの設計を可能にしています。
更に、2018年4月5日デロイトによるデジタル資産の監査を受けており透明性が検証され、問題なかったため、健全な運営が証明されています。
Iconomi(イコノミ)を購入できる取引所
出典:CoinGecko
仮想通貨Iconomi(イコノミ)のマーケット別ボリュームは上から順に、Binannce、Liqui、Krakenとなっています。
Binance(バイナンス)
Binance(バイナンス)は2017年7月に開設された中国の仮想通貨取引所です。
Google翻訳機能を利用した日本語対応も可能です。
2017年12月には仮想通貨取引量も世界最大となり、取扱通貨も100種類以上と急成長してる仮想通貨取引所です。
また、取引手数料も0.1%と安く、取引所独自のトークンであるBNBを使えば0.05%と破格の安さで売買を行うことができます。
https://www.binance.com/register.html
Kraken(クラーケン)
Krakenはアメリカの取引所で、17種類の通貨を取り扱います。
海外取引所ながら日本円入金が可能だったり、日本語対応してるなど便利ですが、ユーザーインターフェースが見づらかったりサーバーがよくダウンしたりするので注意しましょう。
https://www.kraken.com/ja-jp/about
まとめ
出典:Iconomi公式
仮想通貨Iconomi(イコノミ)は、個人でポートフォリオを組んで金融商品を簡単に設計することができるプラットフォームです。
際立った順位にある類似したプロジェクトがないことも期待できる要因のひとつといえます。
現在時価総額ランキングでは、100以内に入っておらず、今後の動向に注目なプロジェクトのひとつといえます。